スペイン
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正式名称 |
スペイン |
首都／英字 |
マドリード（ＭＡＤ） Spain |
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政体 |
立憲君主制 |
言語 |
スペイン語（公用語）、カタルーニャ語など |
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宗教 |
カトリック94％（国教） |
通貨 |
ユーロ（約142.00円） |
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地勢 |
フランスとの国境にピレネー山脈、北にカンタブリカ山脈、南にシエラ・モレナとシエラ・ネバダの各山脈に囲まれた国土の大部分は、メセタと呼ばれる | ||
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高原台地である。シエラ・モレナ山脈とシエラ・ネバダ山脈の間に流れるグアダルキビル川流域にアンダルシア平原が広がっている | |||
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気候 |
地中海沿岸の夏季は乾燥し、冬季は比較的温暖である。内陸部は大陸性気候で寒暑の差が大きい | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
コルドバ歴史地区、グラナダ：アルハンブラ、フェネラリーフェ、アルバイシン
ブルゴス大聖堂、マドリード：エル・エスコリアル修道院、アルタミラ洞窟、古都トレド
アントニ・ガウディの作品群、セゴビア旧市街と水道橋、カセレス旧市街
オビエドとアストゥリアス王国の建造物群、サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街
アビラ旧市街と市壁外の教会群、アラゴンのムデハル様式の建築物、ビスカヤ橋
セビリアの大聖堂・アルカサル・インディアス古文書館、サラマンカの旧市街
ポブレー修道院、メリダ：考古遺産群、イベリア半島の地中海沿岸の岩絵
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院、歴史的城塞都市クエンカ
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路（フランス同登録）、ラス・メドゥラス
バレンシア：ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ、サン・ミジャンのユソ修道院とスソ修道院
バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院 、タラゴナの考古遺産群
アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区、エルチェの椰子園、ルーゴのローマ城壁
サン・クリストーバル・デ・ラ・ラグーナ、アランフエスの文化的景観、ヘラクレスの塔
バル・デ・ボイのカタルーニャ・ロマネスク様式教会群、アタプエルカの考古遺跡
ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群
シエラ・デ・トラモンターナの文化的景観 、
＜自然遺産＞
ガラホナイ国立公園、ドニャーナ国立公園、テイデ国立公園
＜複合遺産＞
イビサの生物多様性と文化、ピレネー山脈のペルデュ山（フランス同登録）
名物料理
パエリア（スペン風炊き込みご飯）、ガスパッチョ（野菜の冷製スープ）、トルティーリャ・エスパニョーラ（スペイン風オムレツ）
コチニーリョ・アサード（子豚の丸焼き／ゼビリア）
土産品
革製品、陶器人形（リヤドロ製）、絵タイル、寄せ木細工（グラナダ）、オリーブオイル、ワイン、シェリー酒
アトラクション
民族舞踊のフラメンコ、闘牛、バレンシアの火祭り（3月）、セビリアの春祭り（フェリア・プリマベラ）、牛追い祭り（7月 バンブローナ）、トマト祭り（8月 バレンシア）
観光
スペイン帝国時代の文化遺産巡り、画家エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ、ピカソ、ダリの足跡を辿る、海浜リゾート巡り
主要地ガイド
●マドリード（Madrid）
レコンキスタ（国土回復運動）の間に商業都市として発展、1560年から首都となる。マンサナレス河畔にある政治・商業の中心地。南郊にはスペイン王室の宮殿と
庭園（世界遺産）があるアランフェス、西北郊にはエル・エスコリアル修道院などの町がある。
▼スペイン広場 広場の中央にはセルバンテス没後300年を記念して造られた記念碑があり、その下にドン・キホーテ像は記念撮影スポット
▼プラド美術館 世界三大美術館のひとつといわれる。収蔵絵画数9000点を超える膨大なコレクションの多くは、歴代のスペイン王室のもので、
スペインを代表するエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ（裸のマハなど）の作品をはじま、世界中の美術品が展示されている
▼プエルタ・デル・ソル 「太陽の門」 マドリードの中心であり、観光の起点。かつてナポレオン軍と市民が戦った場所であり、それが口火となって
フランスからの独立戦争が始まった。周辺にはデパート、レストラン、ショップが多く集まる
▼王宮 イタリアとフランスの影響を受けたバロック様式の建物。150m四方の誘電には約2800室の部屋があり、そのうち大広間や
王座の間など50室が見学が可能。玄次は国の公式行事を行う迎賓館として利用されている。
▼グラン・ビーア 「大通り」の意。スペイン広場からシベーレス広場まで、市内を東西に走る目抜き通りで、ホテルや高級店が多く並んでいる。
通りを境に北側は新市街、南側は旧市街
▼マヨール広場 市の中心である集合住宅に囲まれた広場。クチリェーロスの門とフェリペ3世の騎馬像が有名で、かつて王室の儀式、闘牛、
絞首刑が行われた場所であったが、今ではカフェや土産物店に人々が集まる憩いの場である。
▼エル・エスコリアル修道院 世界遺産郊外のサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにある広大な宮殿、修道院、博物館にして図書館の複合施設。
サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルはマドリッドの北西45kmに位置する町 である。
●トレド（Toledo） 旧市街：世界遺産
マドリードの南約70�劼砲△蝓▲泪疋蝓璽匹冒�都される前の首都。蛇行するタホ河に囲まれたスペイン第１の美術の都。。スペイン・カトリックの総本山ともいうべき
トレド大師堂、サント・トメ教会、グレコの家、サンタ・クルス美術館などが見どころ。
◆ラ・マンチャ地方
セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」の舞台として知られるこの地方は、マドリード南東に麦畑や ぶどう畑がどこまでも続く農村地帯で、風車が象徴となっている
★エル・エスコリアル
マドリードの北西50�劼砲△詒鮟訝蓮�スペイン黄金時代を象徴する建造物のサンロレンソ修道院（世界遺産）があり、さらに郊外のカイドス渓谷には
大岩壁を260mもくり抜いて造った大寺院がある
●セゴビア 旧市街と水道橋：世界遺産
マドリードの北西90�劼砲△襯�スティリア王国の首都。その後、繊維工業の中心地であった。ディズニー映画白雪姫の城のモデルとなった王城
「アルカーサル」眼下には田舎の景色が広がっている。カスティーリャと言われるこの辺りの景色は赤い大地という異名と合わせてファンタジーではよく用いられる、
ローマ時代の水道橋、カテドラル（大聖堂）などが見どころ。
●サラマンカ 旧市街：世界遺産
セゴビアの西150�辧�イスラム様式からヨーロッパのゴシック様式やサン・エステバン修道院のバロック様式などヨーロッパの建築文化が集積されることになった。
また、酸化鉄を含んだ石材からなる建造物の町並みはサラマンカを比類なき美しい町であると賞賛されるにいたった。
●コルドバ 歴史地区：世界遺産
後ウマイヤ朝の首都。メスキータやローマ橋などの建造物とユダヤ人街が登録。後ウマイヤ朝時代、メスキータはモスクとして建てられ、市の中心であった。
その後レコンキスタによりキリスト勢力が失地を回復すると、メスキータの一部は壊され、キリスト教会に改築された。メスキータの窓などはイスラム装飾が
残っている。ユダヤ人街の花の小径は有名。
●セビリア 大聖堂・アルカサル・インディアス古文書館：世界遺産
アンダルシア地方の河港都市。後ウマイヤ朝時代に栄え、大航海時代以後、貿易により反映した。江戸時代に支倉常長使節団がここに滞在。
ロッシーニ作曲のオペラ「セビリアの理髪師」とビゼー作曲のオペラ「カルメン」の舞台、画家ベラスケスの生地、聖週間、春祭り（フェイア・プリマベラ）で有名
市の象徴ヒラルダの塔、サンタ・クルス街などが見どころ
▼大聖堂 スペイン最大の、世界では3位の大きさの大聖堂
▼アルカサル スペイン語で城を意味し、アラビア語の宮殿もしくは砦を意味する。ムデハル様式の建物
▼インディアス古文書館 旧商品取引所に置かれている公文書館で、アメリカ大陸やフィリピンにおけるスペイン帝国の歴史を明らかにする上で、
比類のない史料群が収められている。所蔵史料の価値もさることながら、この建物はフアン・デ・エレーラがデザインしたもので、
ルネサンス建築の中でも、落ち着いた佇まいを持つイタリア化したスペイン建築の例証
●グラナダ（Granada） アルハンブラ、フェネラリーフェ、アルバイシン：世界遺産
シエラ・ネバダ山脈のふもとにある、イスラム支配の最後の砦となった町。繊細なイスラム建築の粋といわれるアルハンブラ宮殿（赤い城塞の意、王宮、
アルカサバ城塞などから成る）とフェネラリーフェ庭園、大寺院、アルバイイシン地区などが見どころ。
◆コスタ・デル・ソル
アンダルシア地方の地中海沿岸に臨む美しい海岸で、「太陽の海岸」の意。マラガを中心として、マルベーリャやトレモリノス、ネルハなど避暑地として有名で、
バカンス客で賑わう。南端近くのアルヘシラスからフェリーでモロッコのタンジールを訪れることもできる。アルヘシアス港の東に突き出た岩山の
ジブラルタルは、イギリス領であり、ジブラルタル海峡に睨みをきかせている。
◆コスタ・デ・ラ・ルス
アンダルシア地方の大西洋に面した海岸「光の海岸」の意。コスタ・デル・ソルに比べて素朴である。
シェリー酒の産地としてしられるヘレス・デ・ラ・フロンテラ、コロンブスの史跡が残るウルエバの町などがある。
●バレンシア ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ：世界遺産
ギリシャ時代の植民地としてスタートし栄えてきた、貿易港をもつバレンシア地方の商工業の中心都。3月に行われる火祭りは有名
15世紀後半に建てられた商品取引所で、当時のバレンシアの経済力の大きさを偲ばせる建造物である。これは商業の殿堂と理解されていたもので、
機能的・実利的な側面を失うことなく、その極めて明白な象徴的特色を保持している。ゴシック様式の威容を誇るロンハは、プラサ・デル・メルカード
,「商業広場」）31番地にあり、ロス・サントス・フアネス教会やバレンシア中央市場に面している。ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ（絹取引所）などが見どころ。
●バルセロナ
東北部の地中海に臨む海港都市。独立独歩精神が旺盛で、スペイン内乱ではフランコ側に激しく抵抗した。1992年のオリンピック開催地。
世界中に注目されているサクラダ・ファミリア（聖家族教会）世界遺産その他、大寺院、ピカソ美術館、ランブラス通り、ゴシック地区などが見どころ
▼カタルーニャ音楽堂 世界遺産建築家リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーによってムダルニズマの様式で設計されたコンサートホールである。
▼サン・パウ病院 世界遺産モデルニスモのこの豪華な病院は1902年から1930年にかけて建築された。設計はカタルーニャ音楽堂と同じく
建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが手がけている。145,000�屬良瀉脇發砲�48の建築物が立ち並ぶ巨大な建物群である
●サンティアゴ・デ・コンポステーラ 旧市街：世界遺産
北西部の標高260mの丘陵に位置する。ガリシア州の政治の中心であると同時に、宗教的には大司教座が置かれている
エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつでもある。旧市街にあるロマネスク様式の大聖堂には、12使徒のひとり聖ヤコブの遺骨が
収められている。世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地でもある。
◆マリョルカ島（Majorca Island）
地中海に浮かぶバレアレス諸島最大の島。ヨーロッパ有数のビーチリゾートを数多く有する。中心都市パルマ。山間の村パルデモッサにはショパンとその
恋人ジョルジュ・サンドが過ごした僧院がある
◆カナリア諸島
スペイン本土から南西1000�劼梁臉祥両紊砲△襦�ヨーロッパ、中東、アメリカ大陸間の海上中継点。
●サン・クリストーバル・デ・ラ・ラグーナ 世界遺産
カナリア諸島のテネリフェ島北部の都市である。一般的には単に「ラ・ラグーナ」と呼ばれる大学都市。サンタ・クルス・デ・テネリフェが主都となることで
行政上の中心地としての地位を手放したにもかかわらず、今日でもなおテネリフェ島の宗教的・文化的な中心地であり続けている。
●ブルゴス大聖堂 世界遺産
ブルゴスにあるゴシック様式のカトリック教会の大聖堂。聖母マリアに捧げられた、巨大でユニークな建築物として有名である。
●アントニ・ガウディの作品群 世界遺産
アントニ・ガウディ（1852年 - 1926年）は古今東西の折衷様式を唱えたモデルニスモの代表的建築家として知られる。アントニ・ガウディは26歳の時、
パリの博覧会に出品したのをきっかけに大富豪、エウゼビ・グエルと出会う。これが元で世界遺産の題名の一部となったグエル公園、グエル邸の設計・建築を
依頼されこれらを建設した。この後、ガウディはバルセロナ中の富豪から設計の依頼が来るようになった。これらの一部も世界遺産に登録されている
パルケ・グエル、パラシオ・グエル、カサ・ミラ、カサ・ビセンス、サグラダ・ファミリアのご生誕のファサードと地下聖堂、カサ・バトリョ、コロニア・グエル教会地下聖堂
●アルタミラ洞窟 世界遺産
北部、カンタブリア州の州都サンタンデルから西へ30kmほどのサンティリャーナ・デル・マル近郊にある洞窟。アルタミラ洞窟壁画で知られる。
●オビエドとアストゥリアス王国の建造物群 世界遺産
約25キロ北の港湾都市であるヒホンに近い工業都市。カンタブリア山脈の北麓に位置している。19世紀以降、近隣で産出される石炭、鉄鉱石を背景に鉱工業が
発展した。アストゥリアス革命とスペイン内戦で破壊され、古い町並みはあまり残されていない。大聖堂は内戦後に再建されたものである。
アストゥリアス王国時代の教会は郊外にあり考古学博物館があり、先史時代やローマ帝国時代などについての様々な展示がされている。
●アビラ旧市街と市壁外の教会群 世界遺産
カスティーリャ・イ・レオン州アビラ県の県都である。マドリードからは西北西に約87kmの位置にある。「城壁と聖人の町」の別称で知られる。町の名前の語源は、
ローマ帝国時代に「白い小部屋」と呼ばれていたワインセラーの名前が転訛した、あるいは「イベロ人の地」に由来すると考えられている
●アラゴンのムデハル様式の建築物 世界遺産
アラゴン州の10の建築物からなる。ムデハル様式とは、イスラム文化の様式を取り入れた中世スペインの建築や装飾の様式で、12世紀から16世紀にアラゴンや
カスティーリャで盛んになった。1986年、テルエルの4つの建築物が「テルエルのムデハル様式の建築物」として世界遺産に登録された。
●トレド 世界遺産
スペイン中央部の都市。カスティーリャ ラ・マンチャ州の州都で、マドリードから南に71kmの距離で、タホ川に面する。かつての西ゴート王国の首都であり、
中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した地である。「町全体が博物館」と言われ、タホ川に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されている。
また、ルネサンス期のスペインを代表するギリシア人画家のエル・グレコが活躍した町としても有名。
●カセレス旧市街 世界遺産
エストレマドゥーラ州カセレス県の県都である。カセレスの近くには先史時代から人間が住んでおり、マルトラビエソとエル・コネハルの洞窟からその証拠が
見つかる。都市は紀元前25年にローマ人によって建設された。古い市壁に囲まれた旧市街の一部はコウノトリの巣の多さでも知られている。
現代化の跡がない中世の町並みを完璧に残しているため、多くの映画がここで撮影されている。カセレスにはエストレマドゥーラ大学と2つの天文台がある。
●ポブレー修道院 世界遺産
カタルーニャ州のコマルカクンカ・ダ・バルバラーのビンブディー・イ・ポブレーにあるポブレー修道院は、スペイン国内でも最も規模の大きな修道院の1つである。
●メリダ 考古遺産群：世界遺産
紀元前25年に「エメリタ・アウグスタ」の名前で建てられた。アウグストゥス帝の命により、グアディアナ川を渡る橋を守るためであった。
2つのローマ軍団「第5アラダウエ」と「第10ゲミナ」が入植者となった。この都市はローマ属州ルシタニアの州都となり、ローマ帝国でも重要な都市の1つとなった。
メリダはスペインの中でもっとも重要なローマ建築を残している。トラヤヌス帝時代の凱旋門はその1つである
●サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院 世界遺産
●歴史的城塞都市クエンカ 世界遺産
クエンカ一帯はフカル川とウエカル川にはさまれた石灰岩の地形であり、川の浸食作用や風化によって切り立った断崖が形成されていた。
クエンカの町の起源は、9世紀にムスリムが築いた断崖上の要塞にある。後ウマイヤ朝時代には要塞から街へと発展したが、1177年にカスティーリャ王国の
アルフォンソ8世が奪取し、カスティーリャ王国の主要都市のひとつとしてキリスト教化された
●ラス・メドゥラス 世界遺産
レオン県にあるポンフェラーダの近郊に広がり、帝政ローマ時代に最盛期を迎えた金鉱山を主体とする人工悪地のスペイン語地名である。
現在は跡地となっている当地の金鉱山は、そこから産出される金鉱の枯渇がローマ帝国滅亡の遠因になったとされている。採れる金は砂金である。
ラス・メドゥラスは古代の鉱業によって生まれた産業遺産であり、優れた文化的景観を形成している
●サン・ミジャンのユソ修道院とスソ修道院 世界遺産
2つの建造物群のうち、より古いのがスソ修道院である。10世紀のレポブラション期の建築様式の簡素さをしっかりと守っている。下方のカルデナス渓谷に
「ラ・リオハのエル・エスコリアル」ことユソ修道院の堂々たる姿がある。元々は1050年に建てられたルネサンス様式のものだったが、
1367年にエドワード黒太子に荒らされ、その後再建された。現存するものは全面的に再建
●アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区 世界遺産
エナーレス川沿い、マドリードからグアダラハーラに向かう途上に位置している。皮革、石鹸産業などが盛ん。近隣の都市としては、約30�卆召離泪疋蝓璽鼻�
35�卞鄒召�ヘタフェなどが挙げられる。世界で最初の計画的な大学都市であること、都市計画がアメリカ大陸やヨーロッパでのモデルとなったことが評価
●イベリア半島の地中海沿岸の岩絵 世界遺産
カタロニア州、アンダルシア州、ムルシア州、バレンシア州、アラゴン州、カスティーリャ ラ・マンチャ州の6つの州にまたがる700地点以上に残る、
膨大な数の先史時代の岩壁画が対象となっている。おおむね紀元前8000年頃から前3500年頃のようである
●タラゴナの考古遺産群 世界遺産
カタルーニャ州タラゴナ県の県都でタラグネス地区の中心自治体。地中海に面した港湾都市で、物流の要所である。古代ローマ時代に築かれ、
今でも水道橋や円形競技場などの遺跡が残り、遺跡のために観光客も多く集める。近隣の都市としては、約80�凖譴�バルセロナ、200�卷明召�サラゴサが位置
●エルチェの椰子園 世界遺産
ヨーロッパでは最大規模の椰子園である。登録地域は144万m2で、緩衝地帯は810万m2である。11000本以上、樹齢300年以上のナツメヤシがここに植えられ
18世紀には、現在の2倍の面積と20万本以上のナツメヤシが植えられていた歴史を持つ。12月に、ナツメヤシの実は収穫される。椰子園の中で最大で。
幹が7本あるナツメヤシは「皇帝の椰子」と呼ばれている。この名前は、1894年に、この椰子園を訪れたオーストリア最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の
皇后であるエリーザベトにちなんでいる
●ルーゴのローマ城壁 世界遺産
紀元前26年から12年にかけてアウグストゥスの軍団長によって建設、「ルクス・アウグスティ」と名付けられた（「ルクス」の意味は「明るい」「聖なる森」など諸説）
カンタブリアとの戦争による駐屯地の跡に建てられたもので、アウグストゥス時代の拡張政策の産物である。のちにイベリア半島北西部の
ローマ属州ガラエキアの3つの都の1つとなった
●バル・デ・ボイのカタルーニャ・ロマネスク様式教会群 世界遺産
カタルーニャ州リェイダ県にある狭く側面の切り立った谷である。ピレネー山脈の稜線に当たるコマルカ・ダ・アルタ・リバゴルサの北東端に位置し、
この地方の自治体としては最大のものである。自治体内の中心地区はバルエーラ地区にある。この渓谷は9つの初期ロマネスク様式の
聖堂群でよく知られており、ヨーロッパでも特にロマネスク建築が密集した地域を構成している。
●アタプエルカの考古遺跡 世界遺産
カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県の町で、カルスト地形の広がるシエラ・デ・アタプエルカの名前の由来にもなっている。一帯のカルスト地形には
グラン・ドリーナのような洞窟がいくつもあり、ヨーロッパにおける最も初期の人類が残した石器類なども発見されている。
●アランフエスの文化的景観 世界遺産
スペイン中央のマドリード州南部に位置する。タホ川に沿って広がり、ハラマ川との合流点がある。首都マドリードから南に48km。
スペイン王室の宮殿と庭園が有名で、ロドリーゴの楽曲アランフエス協奏曲でもその名を知られる。
●ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群 世界遺産
ハエン県に属する「双子の都市」ウベダとバエサの歴史地区群のうち、ルネサンス期に整えられた地区、15世紀から16世紀にかけては一帯のオリーブ生産などの
発展によって繁栄し、この時期にルネサンス様式の建造物群が建てられた。ただし、互いの建造物については、ウベダに上流階級の美しい建造物群が
目立つのに対し、バエサは公共性のある建物が目立つという違いがある。それらの建築に携わった中心的な建築家がアンドレス・デ・バンデルビラである。
●ビスカヤ橋 世界遺産
ネルビオン川に架かっている世界最古の運搬橋である。ビスケー湾に面した港湾都市ビルバオの河口付近にあり、ポルトゥガレテ地区とゲチョ地区を結ぶ。
●ヘラクレスの塔 世界遺産
ア・コルーニャの中心部から2.4�厠イ譴身湘腓坊�つローマ建築の灯台である。海抜57mの丘に建つこの塔は55mの高さがあり、
スペインにおいてチピオーナ灯台 (62m) についで高い灯台である。灯台からは北大西洋を一望することができる
●ガラホナイ国立公園 世界遺産
カナリア諸島の西部、ラ・ゴメラ島島頂部に位置する国立公園である。国立公園の区域内には、マデイラ島の照葉樹林と並んで、
マカロネシアを代表する照葉樹林（遺存型照葉樹林）が分布する。
●ドニャーナ国立公園 世界遺産
ウエルバ県、セビリャ県、カディス県にまたがるスペインの国立公園で、ヨーロッパでも最大級の自然保護区である。生物圏保護区、ラムサール条約登録地。
この国立公園は、毎年50万羽以上の渡り鳥や水鳥たちが越冬地に選ぶ楽園であるだけでなく、多くの動植物にとっても良好な避難所となっている。
スペイン南部のアンダルシア地方に位置し、大西洋に注ぐグアダルキビール川右岸に広がっている。
●テイデ国立公園 世界遺産
カナリア諸島のテネリフェ島にある、スペイン領内最高峰に当たる火山。面積18900ｈａあまりを持つ国立公園になっており、海抜の標高は3718mで、
近海の海底からの高さはおよそ7500mであり、大西洋の島にある山としても最高峰である。テネリフェ島それ自体が地球で第三位の規模を持つ
火山になっていることから、テネリフェ島は世界第三位の火山島でもある、また、テネリフェは標高も火山島として世界第三位になっている
●イビサの生物多様性と文化 世界遺産
西地中海の要所にあるため、古来ローマ帝国やヴァンダル人、ビザンティン帝国、イスラム諸国家、アラゴン王国など、様々な勢力の間でその支配権が
争われて来た。近世以降は、当初はアラゴン王国、やがてそのアラゴン王国などを統合したスペイン王国が領有して、現在に至っている。