フランス
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正式名称 |
フランス共和国 |
首都／英字 |
パリ（ＰＡＲ） French Republic |
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政体 |
共和制 |
言語 |
フランス語（公用語） |
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宗教 |
カトリック70％ |
通貨 |
ユーロ（約142.00円） |
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地勢 |
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気候 |
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世界遺産 ＜文化遺産＞
モンサンミシェル、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
シャルトル大聖堂、ヴェルサイユ宮殿、ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群
フォンテーヌブローの宮殿と庭園、アミアンのノートルダム大聖堂
オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」、歴史的城塞都市カルカソンヌ
アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群、ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)
フォントネーのシトー会修道院、ストラスブールのグラン・ディル、セーヌ河岸
サランレバンの大製塩所からアルケスナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産
ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場、ミディ運河
サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会、リヨン歴史地区
ランスのノートルダム大聖堂、サン・レミ旧大修道院、トー宮殿、
サン・テチエンヌ大聖堂 (ブールジュ)、ベルギーとフランスの鐘楼群
アヴィニョン歴史地区：教皇宮殿、大司教座の建造物群およびアヴィニョン橋
サン・テミリオン地域、シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷
中世市場都市プロヴァン、ヴォーバンの防衛施設群、アルビの司教都市
オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル、月の港ボルドー
コースとセヴェンヌ、地中海の農耕・牧畜の文化的景観
ノール・パ・ド・カレーの鉱業盆地、 アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
ショーヴェ：ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟
＜自然遺産＞ レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群
ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾
ニューカレドニアのラグーン：サンゴ礁の多様性と関連する生態系
＜複合遺産＞ ピレネー山脈のモン・ペルデュ
名物料理
ブイヤベース（魚介類のサフラン煮込み）、フォアグラ（ガチョウやカモの肝臓）
エスカルゴ（食用カタツムリのニンニク・バター焼き）
キッシュ（野菜、チーズ、肉類を入れた卵と生クリームのパイ）
カマンベールチーズ、ブッフ・ブルギニョン（牛肉のブルゴーニュ赤ワイン煮）
土産物
陶磁器（「リモージュ、セーブル）、ガラス食器、香水、ポプリ、プロバンスの布製品、美術館グッズ、ワイン、チーズ
アトラクション
オペラ、シャンソニエでシャンソン鑑賞、ムーランルージュ（ショー）、クレイジーホース・サルーン（ショー）、パラディラタン（ショー）、リド（ショー）
カンヌ映画祭（5月）、ヨーロッパ最大の競馬の祭典凱旋門賞（10月第１日曜）、蚤の市
観光
セーヌ川遊覧、コートダジュール巡り、プロバンス地方巡り、ワイナリー巡り
主要地ガイド
●パリ（Paris)
セーヌ川沿いに位置する。508年フランク王国建国以来のフランスの首都。政治・文化・学術・芸術・経済・交通・ファッションの中止ｈんち
▼ノートルダム寺院 シテ島にある1330年頃完成したゴシック様式の寺院。高さ69m、奥行き128m、幅40mを誇る。
高さ69mの鐘楼からは市内が一望できる。美しいステンドグラスは必見
▼エッフェル塔 パリを象徴する塔。東京タワーのモデルとなった。1889年のパリ万博博のために建てられ、
テレビアンテナを設置してからは高さ300mから324mに伸びた
▼セーヌ河岸 世界遺産首都パリを流れるセーヌ川の川岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8kmほどが登録対象。
中州であるシテ島とサン・ルイ島、および区域内に架かる橋も含まれている。登録対象地区はパリの中心部であり、。
この都市が辿ってきた歴史がよく現れている。ノートルダム大聖堂などの中世の建築群、エッフェル塔などの近・現代
建築群のように観光名所としてもよく知られた建築群が含む。また同時に、19世紀における優れた都市計画、全世界の
その後の新興都市計画に影響を及ぼしたオスマン男爵によるパリ改造を限定的ながら例示するものともなっている
▼シャイヨ宮 1937年の万博博覧会のために建てられ、内部には海洋・人類・文化財・映画などの博物館がある。
テラスからのエッフェル塔の眺望はパリで最も美しい景観のひとつ
▼アンバリット ルイ14世が戦争で負傷した兵士を収容するために建てた教会で、金色に輝くドームの下には、ナポレオンの遺体が安置されてる。
▼シャンゼリゼ通り ブテッィクやレストラン、カフェが多く並ぶパリの目抜き通り（全長1880m）。
夜のライトアップが華やかで、幅広い舗道にはいつも多くの人々で賑わう
▼エトワール凱旋門 シャルル・ド・ゴール広場の中央に建つ門で、パリの象徴。1805年、フランス軍の勝利を記念してナッポレオンが建設を
命じ、1836年完成。展望台から市内を一望できる。
▼フォーブール・サントノレ シャンゼリゼ通りの北側で同通りとほぼ平行に東西に走る通り。高級ブティックが軒を連ねる。途中にルイ15世の
ポンバドゥール夫人やナポレオンの皇后ジョゼフィーヌが住居としたことのあるエリゼ宮（現大統領官邸）がある
▼オペラ座 パリのオペラの殿堂といわれる1875年完成のオペラ・ガルニエは、正面を飾る「ダンスの群像」とシャガールの天井画で有名
オペラ・ガルニエとは別に革命200周年の1989年にオープンしたオペラ・バスティーユはパリの新しいオペラ座として定着している。
▼ルーブル美術館 「モナ・リザ」「ミロのビーナス」などで有名な入場者世界最大の美術館。エジプト、ギリシャ、ローマなどの絵画、
彫刻、工芸品、家具など約38万点を収蔵している。
▼オルセー美術館 印象派のコレクションで有名な、旧オルセー駅舎を利用した美術館。近代作は、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」や
ミレーの「落穂拾い」、ゴッホの「自画像」など
▼コンコルド広場 パリ市街を見渡せる広場。エジプトから贈られた高さ23mのオベリスクがある。かつてマリー・アントワネットを含む総勢1343人が
処刑された場所。この広場からセーヌ川をはさんで対岸にブルボン宮（現下院の国民議会議事堂）がある。
▼アレクサンドル３世橋 アンバリッドとグラン・パレ、プティ・パレを結ぶセーヌ川にかかる橋。フランスのカルノー元大統領とロシア皇帝アレクサンドル3世の
友好の証として後のロシア皇帝ニコライ２世が1900年のパリ万博時にパリ市に建築・寄贈した橋
▼カルチェ・ラタン地区 セーヌの左岸に広がる学生の町で、リュクサンブール公園、パンテオン、パリ最古の教会
サン・ジュルマン・デ・プレ、老舗カフェなどがある
▼リュクサンブール公園 リュクサンブール宮殿（現元老院議事堂）の庭として造られた美しい公園。 アメリカに贈られた「自由の女神像」の原型がある。
▼パンテオン 「万神殿」の意。巨大なドームを持ち、ルソー、ユーゴー、ミラボー、キューリ夫人などの偉大たちの墓所が地下にある。
▼モンパルナス 20世紀初頭、多くの芸術家が活躍した地区。周辺のカフェには、シャガール、ピカソ、レーニン、ストラピンスキー、コクトー、
ヘミングウェイなどの著名人が集まった。両開発が行われたが、今でも若い芸術家の集まる観光の名所。
▼モンマルトルの丘 芸術家の集まる小高い丘。テルトル広場には似顔絵を描く画家たちと観光客が集まる。
ユトリロやピカソも通ったオ・ラ・パン・アジルでシャンソンが聴ける。
▼サクレ・クール寺院 モンマルトルの丘にある白亜の寺院。入口には、高さ5mのルイ王とジャンヌダルクの騎馬像がある。
寺院前のテラスからのパリ市街の眺望は素晴らしい
◆イル・ド・フランス
パリの周囲半径約100�匏�の地域の呼称。森におおわれた牧歌的な風景の中に、ベルサイユ宮殿をはじめ、フォンテーヌブローやモネの生家のある
ジベルニーなど見どころが多い。圏府はパリ
★ベルサイユ宮殿 世界遺産
ルイ14世が建造した宮殿である。そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。ルイ14世をはじめとした王族と、その臣下が共に住む宮殿においては
生活のすべてが絶対王政の実現のために利用され、その結果さまざまなルール、エチケット、マナーが生まれた。宮殿よりも噴水庭園のほうが建設にかかった
労力は上で宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている
★フォンテーヌブロー（Fontinebleau）
パリの南南東62�劼砲△蝓�美しい森とナポレオンが好んで訪れたフォンテースブロー城が有名
▼宮殿と庭園 世界遺産フランスで最も大きな宮殿。フォンテーヌブロー城 とも呼ばれる。宮殿の現在の姿は多くのフランス王による築城の結実であり、基本的な
建築構造はフランソワ1世による。建物は中庭を囲むように広がり、フォンテーヌブローの街がかつての王の狩猟場（フォンテーヌブローの森）跡
★シャンティイ（Chanrilly）
パリの北41�劼砲△襦�城、公園、森、競馬場があり、多くの人で賑わう。シャンティイ城はコンデ美術館となっている。
★ディズニーランド・リゾート・パリ
パリの東32�辧▲泪襯漫Ε蕁Ε丱譴砲△襯茵璽蹈奪僂罵０譴離妊�ズニーランド。オープンは1992年
●シャルトル（Cartres）
パリの南西約96�劼砲△襦�美しいステンドグラスを持つゴシック建築の大聖堂有名な小都市。
▼シャルトル大聖堂 世界遺産フランス国内において最も美しいゴシック建築のひとつと考えられている大聖堂。大聖堂の建築は最上級のもので、その高く
聳え立つ通路やきめ細かい彫刻を見て熱情に溢れない建築歴史家は殆どいないほどである。フランスにおける
全てのゴシック建築の大聖堂で最も素晴らしいものの中の一つだから、上記の賛辞は十分値するものである。遠くからはうねる
小麦畑の上を徘徊する様にも見え、徐々に近づくと街が大聖堂が立つ丘の周りへと群がっているのが見え始める。
◆シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 世界遺産
ロワール川流域に広がる渓谷。アンボワーズ、アンジェ、ブロワ、オルレアン、トゥールといった歴史上の重要都市が点在し、また何よりも数々の名城が
現存していることから「フランスの庭園」の異名を取る。また、かつての宮廷が多く置かれ、典雅なフランス語が発達したことから「フランス語の揺籃地」とも呼ばれる。
●オルレアン（Orleans）
パリの南130�劼砲△襯蹈錙璽訝亙�の主要都市。1429年この町が包囲された際に「おるれの乙女」ジャンヌダルクが町を解放したことで歴史に名を留める町。
★モンサンミシェル 世界遺産
フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島であり、同名の修道院がある。「聖ミカエルの山」の意で、旧約聖書にその名が記される大天使・ミカエルの
フランス語読みに由来する。行政上はル・モンサンミシェルというコミューンを形成する。カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称さる。
主要部はゴシック様式だが、内部はさまざまな中世の建築方式が混ざり合って構成されている
●アミアン ノートルダム大聖堂 世界遺産
パリの北約130�辧▲�トリック教会の聖堂。「アミアンにおける我らが貴婦人（聖母マリア）の大聖堂」という意味。しばしばアミアン大聖堂と略称される。
完全なものとしてはフランスで最も高い大聖堂である。室内空間もフランスで最も大きく、身廊のヴォールトは高さが42.30mあり、フランスで最も高いものである。
◆シャンパーニュ・アルデンス地域圏
パリ東部に広がる地域圏でシャンパンの産地。中心都市のひとつは、歴代国王の戴冠式が行われたノートルダム大聖堂をもつランス
▼ランスのノートルダム大聖堂、サン・レミ旧大修道院、トー宮殿 世界遺産
ランスのノートルダム大聖堂では、フランク王国のクロヴィスが洗礼を受けたとされることにちなみ、歴代のフランス王たちの戴冠式が挙行されてきた。
現存するゴシック様式の大聖堂は、13世紀以降のものである。サン・レミ聖堂 は、1000年頃に建造されたバシリカ式教会堂である。トー宮殿 は1498年〜1509年に
建造された大司教の館。1675年に部分的に改修され、1914年の火災の後にも修復された。名前はギリシャ文字のτ（タウ）から付けられたものであり、
平面図がT字型をしていたことにちなんでいる。ノートルダム大聖堂に隣接し、国王の戴冠式の際には期間中の国王の御座所としても使われた。
●中世市場都市プロヴァン 世界遺産
セーヌ・エ・マルヌ県の都市。中世にはシャンパーニュの大市の開催都市として知られ、古くからバラで有名な都市でもあり、
現在でもバラを用いた製菓業などが盛んである。この都市の住民のことはプロヴィノワ と呼ぶ。南フランスの地方プロヴァンス とは 全く別である。
●ストラスブール（Strasbourg）
ドイツの国境近くライン川左岸にあるアルザス地域圏の中心都市。独仏の紛争の地として有名。
ＥＵの欧州会議の所在地。ノートルダム大聖堂、グーデンベルク広場などが見どころ
▼グラン・ディル 世界遺産
ストラスブールの市内にはイル川 が流れている。イル川は市内で大きく2つに分岐した後、市外へ出る前に再び合流する。この結果、市内には分岐した
イル川に囲まれた島状の区域が存在する。これが「グラン・ディル」（一般名詞としては「大きな島」の意味）である。
★シャモニー（Chamonix）
スイス、イタリアとの国境近くのアルプス山中の保養地。ヨーロッパの最高峰モンブラン山（4807m）への登山吉で、スキーのメッカとしても有名。
エギーユ・デゥミディ展望台（3842m）、ブレバン展望台（2525m）、メール・ド・グラス氷河がある。1924年第１回冬季オリンピック開催地
●グルノーブル（Grenoble）
フランス・アルプスの中心都市。1968年冬季オリンピック開催地。文豪スタンダールの生地でもある。
グルノーブル大学、バスチーユ城砦、サン・ローラン教会、スタンダール記念館などが見どころ
●リヨン（Lyon）
フランス第３の都市。ローヌ川とソーヌ川の合流点にあり、古くから絹織物の盛んなローヌ￥アルプス地域圏の産業・経済・文化の中心都市。
チヨン美術館、織物歴史博物館、ローマ劇場などが見どころ。「星の王子様」の作者サン・テグジュペリの出生地
▼歴史地区 世界遺産
南東部、リヨン市内西部に位置する。ソーヌ川沿いにある、石畳の街並みの残る旧市街からクロワ・ルースにかけての地区
ベルクール広場 はローヌ川とソーヌ川にはさまれた市の中心部にある。ヨーロッパでもっとも大きな広場のひとつで、東西 300m、南北 200m の長方形。
サン・ジャン大聖堂はフルヴィエールの丘のふもとにある司教座聖堂。1180年から1480年にかけて建設、市中のほとんどの場所から見ることが
出来るフルヴィエールの丘。頂上にはノートルダム大聖堂（各地にあるノートルダム聖堂・寺院と区別するため、「ノートルダム・ド・フルヴィエール」と呼ばれる）
が聳え立ち、近くにはフランス国内最大級の古代ローマ劇場遺跡がある。
◆プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏
マルセイユの東方トゥーロンからイタリア国境近くのマントンに至る地中海沿岸地域で圏府はマルセイユ。
カンヌ、ニース、グラース、アビニョン、アルル、サントロペなどの観光都市が並ぶ
●マルセイユ（Marseilles）
フランス第２の都市で、地中海有数の港町。ブイヤベース（魚介類のサフラン煮込みスープ）の本場でもある。沖合のイフ島には、デュマの小説「巌窟王（モンテ・
クリスト伯」の舞台として知らるイフ城がある。新港、旧港、ノートルダム寺院、コルニッシュの遊歩道が見どころ
●カンヌ（Cannes）
ニースと並ぶコートダジュールの中心都市。5月に行われる国際映画祭が有名で、目抜き通りのクロアゼット通り、カジノなどが見どころ
●ニース（Nice）
コートダジュール最大の観光都市で、カーニバルが有名。英国人の遊歩道、城址公園、カジノ、マセナ美術館、マティス美術館、シャガール美術館などが見どころ
●グラース（Grasse）
香水産業のメッカ。シャネルＮo.5やディーオルなどの有名なフランス香水の2/377がこの町で作られる。
●アビニヨン
中世にローマ法王庁が置かれた町で、旧市街は城壁に囲まれている。「輪になって踊ろう」という歌で有名なサン・ベネゼ橋、
▼ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋) 世界遺産ガルドン川に架かる水道橋である。ユゼスからニームへ水を運ぶための水路の途中にあり
古代ローマ時代・紀元前19年頃にアウグストゥス帝の腹心アグリッパの命令で架けられたと考えられている。
▼歴史地区：教皇宮殿、大司教座の建造物群およびアヴィニョン橋 世界遺産
南フランスの都市アヴィニョンの景観のうち、教皇宮殿とその周辺、プチ・パレ（小宮殿）、ノートルダム・デ・ドン大聖堂、アヴィニョン橋、一部の城壁などを対象
サン・ベネゼ橋は12世紀にかけられた橋で、世界遺産登録名にも顕れているように「アヴィニョン橋」の名でも親しまれている。
元は対岸のヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニョンまで伸びる22のアーチを持つ橋であったが、現存するのは4つのアーチのみである。
●アルル
ローマ時代から海陸交通の要衝であり、中世には南仏諸王国のお首都・商工都市として栄えた。画家ゴッホゆかりの地で作曲家ビゼーの組曲「アルルの女」で有名
▼ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 世界遺産
市内の随所に当時の遺跡がある。また、中世にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のうち、南仏を通るトゥールーズの道の始点になっていたことから、
巡礼者たちで賑わった。世界遺産に登録されたのは、これらの時代をしのばせる古代ローマ時代の遺跡・遺構7件とロマネスク期の教会が1件である。
●フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 世界遺産
1993年にスペインの世界遺産として登録された「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」を拡張したものではなく、別件として扱われている。
巡礼路の一部区間と、巡礼路の途上にある主要な歴史的建造物群であり、建造物群の一部には他の世界遺産の物件と重複するものもある。
ペリグー : サンフロン大聖堂、サンタヴィセニウール教会、ル・ビュイソン・ド・カドゥアン: 旧大修道院、バザス : 旧大聖堂、ラ・ソーヴマジュール : 大修道院、
ボルドー : サン・スーラン大寺院、サンミシェル大寺院、サンタンドレ大聖堂、 サンピエール教会 、エール・シュル・ラドゥール : サント・キトリー教会
スラック・シュル・メール 、ノートル・ダム・ド・ラ・ファン・デ・テル教会、ミミザン: 鐘楼、ソルド・ラベイ : サンジャン大修道院、サンジャック門、
サンヴェール: 大修道院、アジャン : サンカプレ大聖堂、バイヨンヌ : サントマリー大聖堂 、 ロピタル・サン・ブレール教会 、サントマリー大聖堂
●オランジュ（Orange）
▼ローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」 世界遺産
南フランスヴォクリューズ県の町オランジュにある、特に劇場は他の都市の同種の遺跡に比べて保存状態がよいことで知られている。
オランジュの凱旋門は、かつてのアグリッパ街道（リヨンとアルルを結んでいた）の途上に、紀元前20年頃に建てられたものである。古代劇場や現市庁舎
のある区画からは少し北に外れた場所にある
●エクス・アン・プロバンス
かつてプロバンス伯爵領の首都として繁栄した都市。毎年7月音楽祭が開かれる。画家ポール・セザンヌの生地、臨終の地でもあり、彼のアトリエが現存する
●サントロペ
南仏で一番おしゃれな港町にして保養地。1960年代の銀幕の女王ブリジット・バルドー（BB）の別荘があり、彼女が裸足で歩いた通りは
今でもフランス最もスノップな場所といわれる
●カルカソンヌ（Carcassonne）
紀元前6世紀にローマ人が築いた砦に起源を発する城塞都市
▼歴史的城塞都市 世界遺産
南西部の都市カルカソンヌのうち、城壁に囲まれた部分を指す、かつては、この部分だけでカルカソンヌ・シテという独立したコミューンだったが、
現在は周辺も含めてカルカソンヌ市となっている（以下、本項目では便宜上「カルカソンヌ」ないし「シテ」はこの旧「カルカソンヌ・シテ」を、「カルカソンヌ市」は
現在のコミューンとしてのカルカソンヌを指すものとする）。ガロ・ローマン期から続くこの都市は、オード川右岸に沿って、現在のカルカソンヌ市内南東部に位置、
ひとつの城（コンタル城）とひとつのバシリカ（サン・ナゼール大聖堂）を抱えている。
●ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群 世界遺産
鮮やかな洞窟壁画で有名なラスコー洞窟や、クロマニョン人の骨が発見されたアブリ・ドゥ・クロマニョン岩陰遺跡、ネアンデルタール人が担ったムスティエ文化の
アブリ・デュ・ムスティエ（ムスティエ岩陰遺跡群）などが含まれる。
●フォントネーのシトー会修道院 世界遺産
ブルゴーニュ地方コートドール県モンバール市内にある修道院。サンベルナール渓谷とフォントネー川の合流点にあたる森の中で静かにたたずむ最古の
シトー会修道院で、外観・内装とも華美な装飾性を一切排している。
●サランレバンの大製塩所からアルケスナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産 世界遺産
製塩業の歴史を物語るとともに、かつて計画された理想都市の面影を含むフランスの産業遺産
▼サランレバンの大製塩所 新石器時代から塩の採掘が行われており、市内には中世初期から製塩所が存在していた。中世には、「白い黄金」とされた塩を
生み出す製塩所は、城壁に囲まれた市内の小都市というべきものを形成していた
▼アルケスナンの王立製塩所 東部のドゥー県にある旧製塩所で、創造力豊かな建築家クロード・ニコラ・ルドゥが都市計画まで視野に入れて手がけた建築物。
この製塩所はサランレバンやロン・ル・ソーニエの旧式の製塩所に取って代わるものだった
●ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場 世界遺産
ロレーヌ地方の都市ナンシーの中心部にある3つの広場。整備されたのは18世紀のことであり、古典的な都市計画を偲ばせる広場
▼スタニスラス広場 フランス王ルイ15世の義父に当たるロレーヌ公スタニスラスが、国王を称えてつくらせたものである。1751年から1755年にかけて
工事が行われ、国王広場 と名付けられた。
▼カリエール広場 スタニスラス広場に面している凱旋門をはさんだ北側にある細長い広場。そのまま北に向かうと、ロレーヌの官邸に突き当たり、
その隣には現在ロレーヌ歴史博物館となっているロレーヌ公宮殿がある。
▼アリアンス広場 スタニスラス広場の数百メートル東に位置する比較的小さな広場。中央に噴水がある。アリアンス（同盟）の名はロレーヌ公家と
フランス王家の同盟に由来する。
●サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会 世界遺産
ヴィエンヌ県のサンサヴァンにある中世以来の教会堂。保存状態の良好なロマネスク期の壁画36点が現存していることで知られ、ラテン十字型に設計さた。
十字はエルサレムからの光である日の出を指すように東向きになっている。尖塔は長さ76m、高さ77m、翼廊は長さ31mである。内部は12世紀から13世紀の
壁画群で飾られている。よくフレスコ画と紹介されるが、フレスコ画とテンペラ画の中間的な技法で、壁面に直接絵具を塗る形で描かれている。
使われている色はそう多くはなく、黄色いオークル、赤いオークル、緑と、それらに白や黒が混ぜられている。
●サン・テチエンヌ大聖堂 (ブールジュ) 世界遺産
主に12世紀末から13世紀末にかけて建造された司教座聖堂である。これは、フランスにおけるゴシック美術の傑作のひとつであり、その設計、ティンパヌム、
彫刻、ステンドグラスはいずれも特筆すべきものである。その規模とコンセプトの統一性が織りなす美しさは中世フランスにおけるキリスト教の強大さを示してくれる。
その先駆的なスタイルはゴシック建築の中でも例外的な存在である。長い間正当に評価
●ミディ運河 世界遺産
トゥールーズでガロンヌ川から分岐し、地中海に面したトー湖にいたる全長 240 km 、支流部分も含めた総延長では 360 km に及ぶ運河である。
19世紀に鉄道に取って代わられるまで、大西洋と地中海との間を船舶で結ぶ、大量輸送ルートであった。
●サン・テミリオン地域 世界遺産
ボルドー近郊の町サン・テミリオンのコミューン共同体になっている8つの市町村を含む。中世以来ブドウ栽培やワイン醸造のさかんな景勝地であり
「サン・テミリオン」の名はボルドーワインの主要なブランド名のひとつにもなっている
●オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル 世界遺産
北フランスの港湾都市ル・アーヴルの中心街を指す、1945年春に、都市再建省 は、ル・アーヴル中心市街の再建を、オーギュスト・ペレの工房に委託した。
ペレは、古い建物が何もないまっさらな状態を作り、そこに新都市建造のための古典主義的諸理論を適用したいと考えていたところだった。この再建の資材として
考慮されていたものは、コンクリートだった。1945年から1964年にかけての再建は、その再建範囲の広さ、ペレ工房の理論的統一性、一連の都市計画、
プレハブ工法の適用などによって、再建された都市の中でも特異な歴史を体現するものであった。同時に、建築史と都市史において、20世紀の最も顕著な例証
●月の港ボルドー 世界遺産
その名の通り、かつて港町として栄えたボルドーの歴史地区を登録対象としている。「月の港」は、ボルドー市内で三日月形に湾曲しているガロンヌ川沿いに
発達したことに因むボルドーの通称である。古代ローマの植民都市になる以前からの歴史を刻んできたボルドーには、歴史的建造物群が多くある、
ルイ・ユルバン・オーベール・ド・トゥルニー らによって形成された啓蒙時代の新古典主義建築の都市計画が良好に保存されていることによる。
●ヴォーバンの防衛施設群 世界遺産
築城の名手ヴォーバンが築いた稜堡式要塞など、要塞や都市の城壁を対象とするものであり、ブザンソンをはじめとするフランスの12箇所に残る物件が
まとめて登録。ICOMOSの登録推薦書では「ヴォーバンの作品」という名称になっていた
●アルビの司教都市 世界遺産
13世紀以降のアルビは、ローマ・カトリック教会が権勢を振るう都市となった。その司教都市は、アルビを流れるタルヌ川左岸に位置し、アルビの歴史的中心地。
アルビには歴史的な記念建造物が多くある。市の中心部はきわだって保存状態がよく、アルビの黄金時代を伝える数多くの建造物が残っている。
旧市街には、中世の趣きを残す街路やルネサンス期の建造物群が多く残り、タルヌ川とその橋などとともに、独特の都市景観を呈している。
●コースとセヴェンヌ、地中海の農耕・牧畜の文化的景観 世界遺産
フランス中央高原の、コース と呼ばれる石灰岩台地が密集する地域である。高原部分の標高は900〜1000m。侵食により深い谷が刻まれ、
カルスト地形をなし、奇岩地帯となっている。羊の放牧がおこなわれており、羊乳チーズが有名である。セヴェンヌ山脈は
フランス中央高地を形成する山脈。その範囲はガール県、ロゼール県、南へ向かってアルデシュ県とオート・ロワール県にまたがるヴィヴァレー山地に
そして北のラコーヌ山地、エロー県に一部がかかるエスピヌーズ山地に伸びる。南東ふもとに広がる平野の一部、特にアレス川流域も含まれる。
●ノール・パ・ド・カレーの鉱業盆地 世界遺産
フランス北端、ベルギーと国境を接する地域圏である。第一次世界大戦では主戦場の一つとなり、大被害を受けた。北緯50度付近に位置し、かなり高緯度であるが
西岸海洋性気候の恩恵を受けてフランス国内でも有数の日照時間と平均した降水量に恵まれ古くから産業が発達した
●ショーヴェ：ポン・ダルク洞窟とも呼ばれるアルデシュ県ポン・ダルクの装飾洞窟 世界遺産
南部アルデシュ県にある洞窟。現存する人類最古の絵画であるショーヴェ洞窟壁画で知られる。現在判明しているだけで260点の動物画が見付かっており、
その総数は300点を超えると見られている。描かれている動物は、現在のヨーロッパでは絶滅した野生の牛、馬、サイ、ライオンなど13種類あり、その中には
フクロウやハイエナやヒョウなど、従来知られていた氷河時代の洞窟壁画には見られない動物も含まれている。
●ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾 世界遺産
コルシカ島西部、カルヴィとアジャクシオの間にある湾。この湾の北側のスカンドーラ半島は、コルシカ地方自然公園の一部、スカンドーラ自然保護区となっている。
この保護区や湾に面した町ピアナは奇岩群の存在で知られている。
●ニューカレドニアのラグーン：サンゴ礁の多様性と関連する生態系 世界遺産
フランス政府はニューカレドニアのバリアリーフは、ニューカレドニアの主島であるニューカレドニア島（グランド・テル）や、近隣のイル・デ・パンなどのより
小さな島々を取り巻いており、総延長は1500 km にもなる。リーフは面積24,000km2、平均深度 25 m のラグーンを囲んでいる
●レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群 世界遺産
レユニオンはインド洋南西部に位置するフランスの海外県で、マダガスカル島から800km、南回帰線の北200kmに位置している。火山活動によって島が
誕生したのは約300万年前のことで、面積は2,500km2 である。
●ピレネー山脈のモン・ペルデュ 世界遺産
フランスとスペインの国境に近い、ピレネー山脈のスペイン側斜面の山頂の名前。山頂の標高は3352mで、これはピレネー山脈の山としては三番目に高く、
石灰質の山としてはヨーロッパ最高峰を誇る。「モン・ペルデュ」はフランス語名称で、スペイン語では「モンテ・ペルディード」。ともに「失われたあるいは迷子の山」の
意味（フランス側からは山頂が見えないため、そのように名付けられた）である。日本では「ペルデュ山」「ペルディド山」などとも表記される。