ロシア
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正式名称 |
ロシア連邦 |
首都／英字 |
モスクワ（ＭＯＷ） Russian Federation |
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政体 |
連邦共和制 |
言語 |
ロシア語（いずれも公用語） |
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宗教 |
ロシア正教が16％、イスラム教が8％ 無宗教が70％ |
通貨 |
ルーブル（3.120円） |
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地勢 |
ユーラシア大陸の北半分を占め、南北に走るウラル山脈によってヨーロッパロシアとシベリア・極東に分けられる。ヨーロッパロシアは大半が広大な | ||
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平原であるが、シベリア中部より東は高原や山岳が主体となる。北部の永久凍土のツンドラ地帯から針葉樹林帯（タイガ）、ステップまで幅広い植生を持つ | |||
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面積は世界の8分の１を占め、国内の時差帯が9つもある文字通りの大国である | |||
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気候 |
多様性に富んでいるが、全般に寒冷で、東へ行くにつれ大陸性気候の特色を示す | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群、モスクワ：クレムリンと赤の広場
キジー・ポゴスト（キジ島の木造教会建築）、ノヴゴロドと周辺の文化財
ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群、コローメンスコエの主の昇天教会
ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群、クルシュー砂州（リトアニア同登録）
セルギエフ・パサド：至聖三者聖セルギイ大修道院の建造物群
フェラポントフ修道院、カザン・クレムリンの歴史的・建築的複合体
デルベントのシタデル・古代都市・要塞建築物群、ノヴォデヴィチ修道院の建造物群
ヤロスラヴリの歴史地区、シュトルーヴェの測地弧（ノルウェイ同登録）
＜自然遺産＞
コミの原生林、バイカル湖、カムチャツカの火山群、アルタイの黄金山地
西コーカサス、シホテアリニ山脈、ウヴス・ヌール盆地、レナ石柱自然公園
ウランゲル島保護区の自然体系、プトラナ台地
名物料理
ボルシチ（赤カブのスープ）、ザクースカ（前菜）、
ビーフ・ストロガノフ（牛肉のサワークリーム煮）
ピロシキ（肉や野菜や小麦粉の皮に詰めたもの）
ガルショーク・ス・グリバーミ（きのこのクリーム煮のつぼ焼き）
土産品
陶器、マトリョーシカ（ロシア人形）、琥珀製品、シャープカ（ビロードや毛皮の帽子）、ショール、キャビア、ウォッカ
アトラクション
バレエ、オペラ、サーカス
観光
世界遺産巡り、運河クルーズ（黒海〜白海、カスピ海〜バルト海）
主要地ガイド
●モスクワ（Modcow） クレムリンと赤の広場：世界遺産
1271年にモスクワ国公の首都として国会統一の中心となった。その後、ペテルブルクに首都が移り、ロシア革命後に再び首都として復活した。
市の中心はモスクワ川沿いにある。
▼クレムリン 世界遺産モスクワ最大の観光名所で、国の政治・宗教・文化の中枢である。大宮殿、ウスペンスキー大聖堂、武器庫、大砲の皇帝、
鐘の皇帝などが見どころ。
▼赤の広場 世界遺産「クレムリンに隣接する広場で、聖ワシリー聖堂（ポクロフスキー聖堂）やグム百貨店に囲まれている。
▼レーニン廟 赤の広場の正面にある、レーニンの遺体を永久保存する記念堂。1924年に死去したレーニンは、当初木造の廟に安置されていたが、
1931年に花崗岩造りの廟ができた。一時期、スターリンの遺体もレーニンの横に安置されていた。
▼聖ワシリー聖堂 別名、ポクロフスキー聖堂。赤の広場の南側に建つ大聖堂で、モンゴルへの先勝を記念して建てられた。中央の高さ46mの塔をはじめ
9つの塔の先はタマネギ型のドームになっている。
▼グム百貨店 赤の広場に面している、モスクワ最大の百貨店。かつては食料品や衣料品を中心に売られていたが、現在では高級ブランド品や
土産品が多く、観光客で賑わっている。
▼ポリジョイ劇場 1780年に建てられた、ロシアが世界に誇るオペラとバレエの殿堂。高さ40m、客席数約2000の大劇場だが、建物の老朽化に伴い
2005年7月から200億ルーブル（621億円）を投じて改修工事が行われ、2011年10月にリニューアルオープンした。
▼トレチャコフ国立美術館 ロシア美術の殿堂。本館には古美術と18世紀以降の名画を、新館には20世紀美術の作品を多数収蔵している
▼ノヴォデヴィチ修道院 世界遺産モスクワにある正教会の修道院の中でも、有名な女子修道院の1つであるロシア王家や
ボヤール（10世紀から17世紀にかけての貴族のことを指す）出身の貴婦人たちを多くかくまったことで有名である。
▼雀の丘 モスクワ川南岸に広がる丘陵地帯。ソ連時代はレーニン丘と呼ばれた。市内を一望できる人気スポット
▼セルギエフ・パサート モスクワの北東70�劼砲△訶垰圓如▲蹈轡∪偽気粒萋阿涼羶潅蓮�マトリョーシカや人形など、おもちゃの産地として知られる。
トロイツェ・セルギエフ大修道院、トロイツキー聖堂、おもちゃ博物館などが見どころ
至聖三者聖セルギエフ大修道院の建造物群：世界遺産ロシアにある正教会の修道院。ロシア正教会において最も重要な修道院の
ひとつであり、その精神的な支柱ともいうべき位置。トローイツェ・セルギエヴァ・ラーヴラとも転写される至聖三者とは正教会用語
他キリスト教教派でいう三位一体に当たる。大修道院と訳されるラヴラとは、修道院の格式の高さを示す修道院の称号。
●コローメンスコエの主の昇天教会 世界遺産
モスクワの南、モスクワ河岸の高台にある地区。コローメンスコエの名称は、モスクワ南東部コロムナ街道の起点であったことに由来する。
1960年代モスクワ市に合併された。1925年にコローメンスコエには野外文化財博物館が設置され、歴史的建築物が保護された。
ロシア最古の石造建築である主の昇天教会（ヴォズネセーニエ教会）
●サンクト・ペテルブルク（St.Petersburg） 歴史地区と関連建造物群：世界遺産
1703年にピョートル大帝（ロマノフ王朝）が建設し、1712〜1918年までのロシア帝国の首都。サンクト・ペテルブルクから1914年にペトログラード、
1924年からレニングラードと名称が変わり、さらに1991年に現名に改称され、現在に至る。ネバ川沿いに位置し、開放的な文化・芸術の街として知られる。
▼エルミタージュ美術館 ロシアが世界に誇る美術館。冬宮、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、劇場から成る。
冬宮は、かつて歴代の皇帝の住居であった。400室に収蔵されている約300万点の絵画、陶器、彫像などの名品は圧巻
▼宮殿広場 市の中心となる広場、中央にアレクサンドルの円柱（ナポレオン軍に勝利した1812年の露仏戦争の勝利記念碑）が建ち
エルミタージュ美術館、旧参謀本部に囲まれている。
▼青銅の騎士象 デカブリスト広場に建つビョートル大帝像。プーシキンの叙情詩にも歌われている。
▼マリインスキー劇場 200年以上の歴史をもつオペラ、バレエ劇場で、モスクワのポリジョイ劇場とともに世界的に有名
▼ネフスキー大通り サンクト・ペテルブルクの目抜き通り。旧海軍省から東にアレクサンドル・ネフスキー大修道院までの約4.5�劼硫擇笋�な大通り
▼イサク聖堂 金色のドームが輝く、高さ101.5mの大聖堂。1818年から40年間かけて建設された、ドームの展望台からは市内が一望できる。
▼ペトロパブロフスク要塞 ピュートル大帝がバルト海進出のために築いた堅固な要塞であるが、後に監獄としても使われ、ドストエフスキー、
レーニンなども収監されたことがある。
●プーシキン（Pushkin）
サンクト・ペテルブルクの南25�劼砲△訥�。ソ連時代の1937年に文豪プーシキンの没後100周年を記念してツアールスコエ・セローナに改名された。
現在は、両方の名前で呼ばれている。
▼エカテリーナ宮殿 ロシア皇帝の夏の別荘であったロシアバロック様式の宮殿。青い塗装が鮮やかな外壁の長さ約300mあり、壁一画が琥珀のパネルで
覆われている「琥珀の間」、大広間、緑の食堂などが見どころ。南側には、エカテリーナ公園が広がる。
★ピョートル宮殿
サンクト・ペテルブルクの西南30�辧▲侫�ンランド湾に面した地にあるロシア皇帝の夏の別荘であった豪華な宮殿
●ノヴゴロド 周辺の文化財：世界遺産
ロシアの北西連邦管区、ノヴゴロド州の州都。イリメニ湖とそこから流れ出るヴォルホフ川に沿って位置する。1998年以降、現在の公式名称は大ノヴゴロド
(ヴェリーキー・ノヴゴロド。ロシア最古の都市であり、中世までノヴゴロド公国として存在していた。
●ソチ（Sochi）
カフカズ山脈を背にした黒海東海岸に位置する大保養地。2014年冬期オリンピック開催地
●西コーカサス 世界遺産
黒海からエルブルス山に至るコーカサスの西部地方を指す名称。この地域は、コーカサス山脈の西端にあたるロシアのリゾート地ソチの北方50 kmに位置。
ユネスコの専門家たちからは、ヨーロッパでは見るべき人間の介在を経験しなかった唯一の巨大山岳地帯として評価
●ナホトカ（Nakhodka）
極東の海の玄関であり、日本からモスクワ方面への鉄道旅行の出発点でもあった。新潟と姉妹都市である
●ウラジオストク（Vladivostok）
1860年にロシアの海軍基地として開港されたロシア極東艦隊の根拠地。シベリア鉄道の終点であり、極東の主要工業都市でもある。都市名「東方を征服せよ」の意
1992年からナホトアに代って日本との航路が開設された。モスクワ〜ウラジオストク間で、シベリア鉄道の代表列車ロシア号が隔日運行されている
●ハバロフスク（Khabarovsk）
アムール川とウスリー川の合流点にあるロシア極東部の文化・経済の中心地。国立極東博物館、地質学博物館などがある。
◆シホテアリニ山脈 世界遺産
極東連邦管区の沿海地方からハバロフスク地方に位置し、ロシアの太平洋側の港・ウラジオストクの北東から日本海沿いに900kmにかけて伸びる高い山脈である。
この山脈がアムール川流域の中国やロシアに属する大平原を日本海から隔てている。代表的な高い山はアニク山（1,933m）やタルドキ・ヤーニ山(2,090m)である。
●イルクーツク（Irkusk）
世界最深の淡水湖バイカル湖から流れ出るアンガラ川のほとりにある東シベリアの工業・文化の中心地。キーロフ広場、スパスカヤ教会などが見どころ。
◆バイカル湖 世界遺産
ロシア南東部のシベリア連邦管区のブリヤート共和国とイルクーツク州・チタ州に挟まれた三日月型の湖である。「シベリアの真珠」とも、ガラパゴス諸島と並ぶ
「生物進化の博物館」とも称される。貯水量23×104 km3も世界最大であり、世界中の淡水の17-20%がここにあるとされる。水質も摩周湖に代わり世界最高の
透明度を誇る湖
●キジー・ポゴスト（キジ島の木造教会建築） 世界遺産
カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島。キジ島は、ロシア正教会の美しい木造教会建築群で知られる。1960年島全体が木造建築の特別保存地区に指定、
ロシア全土から様々な木造建築が移築された。ロシアでも有数の観光地である。キジ島へはペトロザヴォーツクから高速船で行くのが一般的である
●ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群 世界遺産
白海オネガ湾に浮かぶ6つの島で構成される諸島である。ソロフキという略称で呼ばれる。行政上はロシアのアルハンゲリスク州に属すソロヴェツキー区である。
ソロフキ空港が所在する。諸島の海岸線はとても入り組んでいる。島は花崗岩や片麻岩から成っている。地形は丘が多く、最高地点は107mである。
諸島の大半はヨーロッパアカマツとオウシュウトウヒからなる森林で覆われ、一部は沼地となっている。多くの湖があり、修道士たちにより運河のネットワークを
構成するように互いに連結されている。
●ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群 世界遺産
ロシア・ヴラジーミル州の古都ウラジーミルおよびスーズダリを中心に点在する聖堂・修道院・城塞など八つの記念碑的建造物群で、
大理石で造られ精巧な浮彫が施された白亜の外壁を特徴としている。
●フェラポントフ修道院 世界遺産
1398年に聖フェラポントによって、修道院は創建された。修道院の名声は、マルティニアンの時代に広がった。1447年には、至聖三者聖セルギイ大修道院の
修道院長となる。イヴァン3世の一族によって、修道院は保護された。1490年には、生神女誕生聖堂が、ロストフの技術者の指導によって、
レンガ造りで建設された。フェラポントフ修道院の聖堂建築は、1490年代に建設されたロシア北部の建築物の中でも保存状態がいい
●カザン・クレムリンの歴史的・建築的複合体 世界遺産
タタールスタンの首都カザンにある城塞（クレムリ）。カザンカ川とヴォルガ川の合流点付近にある丘の上に建つ。11世紀初頭にヴォルガ・ブルガール人によって
最初に建設された。15世紀、カザンはカザン・ハン国の首都として繁栄したが、1552年、イワン雷帝の侵攻によって破壊された。破壊された城塞の跡に再び
クレムリンが築かれ、都市の発展とともに大城郭が形成されていった。
●デルベントのシタデル、古代都市、要塞建築物群 世界遺産
ロシア最南端の都市であり、ダゲスタン共和国第2の都市でもある。アゼルバイジャン人が最も多く。アレクサンドロスの門の伝説が残る都市であり、
デルベントは、ロシア最古の都市と言われる。現在のデルベントの町は、カスピ海の西岸に位置
●ヤロスラヴリの歴史地区 世界遺産
ヴォルガ川沿いに位置する河港都市で、ロストフから流れるコトロスリ川との合流点にある。工業が盛ん。交通の要所でもあり、道路網・鉄道網を通じて
各地と結ばれている。近隣の都市としては、約80�卷明召�ルイビンスク、70�凖譴�コストロマなどが挙げられる。
●コミの原生林 世界遺産
コミ共和国内のウラル山脈北部に存在する面積32,800 km2 は、ヨーロッパの原生林としては最大級である。コミの原生林はウラル山脈のタイガのエコリージョンに
属する。多く見られる植物はシベリア種のトウヒ、モミ、カラマツなどで、最も目立つ部類の哺乳類は、トナカイ、クロテン、ミンク、ユキウサギなどである。
●カムチャツカの火山群 世界遺産
カムチャツカ半島の2つの自然保護区と3つの自然公園を対象、2001年に自然公園が一つ追加登録された。環太平洋造山帯の中でも、
カムチャツカ半島は特に「火山の博物館」の異名を取るほどに多彩な噴火様式の火山やそれが生み出した地形が存在している。また、火山の多さや土壌の
特質などのために開発が余り行われてこなかったことから、景観美や生物多様性も十分に保持されている。登録にあたっては、こうした地学的重要性、
景観美、生物多様性など多角的な点における顕著な普遍的価値が認められた。
●アルタイの黄金山地 世界遺産
中国やモンゴルにもまたがるアルタイ山脈のうち、ロシア領内にあるアルタイ自然保護区、カトゥン自然保護区、テレツコイェ湖、ベルーハ山、ウコク高原を
含む地域が対象になっている。
●ウヴス・ヌール盆地 世界遺産
モンゴル国最大の湖。日本ではウヴス湖とも表記される。海抜759 m、面積3,350 km2。その北東部は、ロシア連邦のトゥヴァ共和国に含まれる。
湖岸の最大の集落は、オブス県の県庁所在地オラーンゴムである。この塩分の濃い浅い湖は、かつて数千年前にこの一帯にも海が広がっていたときの名残
●ウランゲル島保護区の自然体系 世界遺産
北極海、東シベリア海とチュクチ海との間にあるロシア領の島。極東連邦管区のチュクチ自治管区に所属している。大陸とはロング海峡を挟む。経度180度の
子午線が通るが、日付変更線は島の東側に引かれている。アザラシ、レミング、ホッキョクグマの繁殖地となっている。また、夏の間は多くの鳥がやってくる。
●プトラナ台地 世界遺産
玄武岩質の溶岩台地で、中央シベリア高原北西端の山岳地帯に広がっている。台地を形成しているのはシベリア・トラップで、最高峰（1,700m）のカーメン山である。
ロシアの地理重心であるヴィヴィ湖も、この台地に存在している。台地の中心部にはプトランスキー国家自然保護区（プトラナ国家自然保護区）が設定されており、
ほぼ手付かずのまま残された自然が生み出した絶景と生態系とに特徴付けられた
●レナ石柱自然公園 世界遺産
シベリア極東部、レナ川沿いに見られる自然岩の地形であり、サハ共和国の首都ヤクーツクから上流約180�辧▲棔璽箸�1日もかからない距離の場所に
存在している。柱群の高さは150mから300mで、カンブリア紀の海盆の隆起と、100度にもなる年較差がもたらす浸食作用で形成されたものである。