ド イ ツ
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正式名称 |
ドイツ連邦共和国 |
首都／英字 |
ベルリン（ＢＥＲ） Federal Republic of Germany |
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政体 |
連邦共和制 |
言語 |
ドイツ語（公用語） |
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宗教 |
カトリック30％、フ゜ロテスタント30％ |
通貨 |
ユーロ（約142.00円） |
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地勢 |
国土は南から北へ行くにしたがって低地となっていて、南部は高山及び高原、中央部は丘陵地帯、 | ||
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北部は平原地帯である。北海、バルト海に臨んでいる | |||
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気候 |
全般に大陸性気候で、冬季は長く寒冷であるが、北・西部は海洋性気候の特色を示す | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
アーヘン大聖堂、シュパイアー大聖堂、ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場
ヴィースの巡礼教会、ハンザ同盟都市リューベック・ホルステン門、バンベルク市街
ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト、ケルン大聖堂
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会、マウルブロン修道院の建造物群
トリーアのローマ遺跡群・聖ペテロ大聖堂・聖母聖堂、フェルクリンゲン製鉄所
ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群、デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国
ロルシュの大修道院とアルテンミュンスター、僧院の島ライヒェナウ、ムスカウ公園
ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街、ライン渓谷中流上部
ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群、古典主義の都ワイマル
アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群、ヴァルトブルク城
ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島) 、ドレスデン・エルベ渓谷
ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群、ベルリンのモダニズム集合住宅群
シュトラールズント及びヴィスマールの歴史地区、ローマ帝国の国境線
ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像、アルフェルトのファグス工場
レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群、バイロイト辺境伯歌劇場
ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ
コルヴァイのカロリング期ヴェストヴェルクとキウィタス（2014年登録）
＜自然遺産＞ カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林群
メッセル採掘場の化石発掘現場、
名物料理
ザウアーブラーテン（酢につけた牛肉を焼いてから煮込み、野菜などを添えたもの）、シュバイネハクセ（豚スネ肉の煮込み）、バウムクーヘン
ザウアークラウト（キャベツを薄塩で漬け、乳酸発酵させた保存食）、レーバークネーデルズッペ（レバー団子のスープ）
アイスバイン（塩漬けなどにしてゆでた豚の足肉に野菜を添えた ベルリン名物）、バイスブルスト（ミュンヘン名物白ソーセージ）
土産品
陶磁器（マイセン）、シュタイフ社製テディベア、木製玩具、ビール・ジョッキ、ワイン（モーゼル、ラインガウ）、刃物製品（ゾーリンゲンの爪切りなど）
アトラクション
オペラ鑑賞、ビアホール、オクトーバーフェスト（9月中旬〜10月初旬 ミュンヘン）、バイロイト音楽祭（7月下旬〜8月下旬）、クリスマス一市
観光
人気観光街道巡り、ライン川クルーズ、ワイナリー巡り
主要地ガイド
●ベルリン（Berlin）
18世紀のプロイセン王国以降第2次世界大戦終結の1945年までの首都であり、1990年の東西ドイツの再統一後に首都として復活したシュプレー川沿いの都市
▼ブランデンブルグ門 ドイツ古典主義建築の傑作といわれる統一ドイツの象徴とされる門。東西分裂時代は、すぐ近くに壁が築かれていたため、
門をくぐることができなかった。
▼クーアフュルステンダム通り 別名「クーダム通り」全長3.5�劼傍擇屮戰襯螢鷓蚤腓糧鵬擲垢如�通りには多くの老舗デパート、
高級ブティック、高級レストランなどが並ぶ
▼ウンター・デン・リンデン通り ブランデンブルグ門の前から東西に延びる通り。戦前の繁華街であり、通り名は「菩薩樹の下」の意。中央部に菩薩樹が並ぶ
▼カイザー・ビルヘルム教会 19世紀末にビルヘルム1世を記念して建てられたネオ・ロマネスク様式の教会。1943年の空襲で破壊され、修復せずに
戦争の悲惨さを伝えている。隣には、新しく教会が建てられた。
▼ポツダム広場 高層ビル群がそびえる広場で開発企業名をとってソニー・センターとダイムラー・クライスラー・シティの２つの地区に分かれている
映画博物館、ゴルホフビル展望台、ポツダム広場劇場がある。広場の西にある文化フォーラム地区は、
ベルリン・フィル・ハーモニーの本拠地、絵画館、新ナショナル・ギャラリーなどがから成る
▼ティア・ガルテン ポツダム広場の北、プランデンブルグ門の西にある、かつて王室の狩猟場であった広大な公園
▼博物館島 世界遺産別名「ムゼウムスインゼル」シュプレー川の中州にある観光スポット。ベルリン博物館を構成する5つの博物館・美術館が
集まることから命名された。ペルガモン博物館は、5つの博物館のひとつで、古代ギリシャのペルガモンで発掘された
ゼウスの大祭壇、ミトレスの市場門、古代バビロニアのイシュタール門と行列通りなど、巨大遺跡の展示で有名
また、新博物館は、古代エジプトの工芸品や先史時代の遺品を展示し、王妃ネフェルティティの胸像が有名
▼シャルロッテンブルグ宮殿 プロイセン王国のバロック建築の離宮
▼モダニズム集合住宅群 世界遺産6つの集合住宅である。ガルテンシュタット・ファルケンベルクを除けば、それらの建築は1920年代後半〜
1930年代初頭（ヴァイマル共和国期）。集合住宅は公的な要請に基づいて建てられたものであり、社会権を世界で初めて
制定したヴァイマル憲法に見られるような、当時の低所得者層に関する生活環境改善が背景にあった。
●ポツダム（Potsdam）
ベルリンの東西、ブランデンブルグ選帝候とプロイセン王の城下町であった小都市。フリードリヒ大王が夏の離宮として建てた「サンスーシー宮殿」世界遺産と、
第2次世界大戦終了直前にポツダム会議の行われたツェツィリエンホーフ宮世界遺産がある。
●ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群 世界遺産
ポツダム北東部とベルリン南西部に残されているプロイセン王国時代の宮殿群と庭園群が、この世界遺産の中核である。、
●フランクフルト（Frankfurt）
マイン川沿いのドイツの商業・金融・交通・通信の中心都市。14世紀から神聖ローマ皇帝の選挙地、皇帝の戴冠式の行われた都市である。
ゲーテの生地として知られ、中心部にあるハウプトバッヘ広場、ゲーテの家、皇帝の戴冠式の行われた大聖堂、レーマ（旧市庁舎）広場などが見どころ
●ハイデルベルグ（Heidelberg）
ドイツ最古の大学があるネッカー川沿いの大学と古城の町。マイヤー・フェルスター作の戯曲「アルト・ハイデルベルグ」の舞台で、
ハイデルベルグ城、ハイデルベルグ大学、学生牢、騎士の家、聖霊教会、哲学の道などが見どころ
◆ライン川（Rhine River）
伝説の川であるばかりでなく、交通路として昔から歴史上重要な役割を果たしてきた、スイスのトーマ湖に源を発しスイス、ドイツ、フランス、オランダ等の
全長1,230�劼鯲�れる国際河川。ライン川の船旅はマインツ〜リューデスハイム、ローレライを経てコブレンツへの船下りが人気のコース
◆古城街道
マンハイム〜ハイデルベルグ、ニュルンベルク、バイロイトなどを経由し、チェコのプラハまでの古城を巡る観光街道
●マンハイム（Mannheim）
ライン川とネッカー川の合流地点に位置する古城街道の西の起点とされる大学都市。ドイツ国内で２番目の大きさの内陸港を持つ。
1782年にシラーの「群盗」が上演されたマンハイム国立劇場は世界最古の自治体運営の劇場
●デュッセルドルフ（Dusseldorf）
ドイツ工業地帯の玄関口ともいえる都市で、日本の企業が多数進出している。詩人ハイネの生地であり、
市の中心のケーニヒスアレー、ハイネの家、ゲーテ博物館などが見どころ
●ケルン（Koln）
ローマ時代の軍事要衝の地で大司教、商業都市として発展した。オーデコロンの産出地として知られ、ゲルマン博物館、ニュトニンゲン博物館などが見どころ
▼ケルン大聖堂 世界遺産ゴシック様式の大聖堂。正式名称は、ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂。ゴシック様式の建築物としては世界最大であり
ローマ・カトリック教会のミサがおこなわれている。大聖堂の維持管理は主にケルン大聖堂中央建築協会によって担われている。
●ボン（Bonn）
ライン左岸に開けた西ドイツ時代（1949年〜1990年）の首都。ベートーベンの生誕の町であり、またシューマンの終焉の地として知られる。
ベートーベンの生家、ミュンスター、国立博物館などが見どころ。
◆エリカ街道
ハンブルクからリューベック、エリカ（ヒース）の群生するリューネブルガーハイデを通って木組み家屋の美しいツェレからハノーバーまで続く観光街道
エリカの花は8〜9月に咲き乱れる。
●ハンブルグ（Hamburug）
ハンザ同盟時代からの伝統あるドイツ第２の都市。エルベ川に面したヨーロッパ有数の貿易港のひとつ。アルスター湖、夜の繁華街レーパーバン、
聖ミヒャエリス教会、市立美術館、フィッシュマルクトなどが見どころ
●ハノーバー（Hanover）
ニーダーザクセン州の州都で、毎年4月にハノーバー・メッセ（世界最大級の産業見本市）が開催される。
ヘレンハウゼン庭園などが見どころ。エリカ街道の南の起点でもある。
◆メルヘン街道
ブレーメンからハーメルン、ボーデンベルダー、トレンデルブルグ、ザバブルク、ハン・ミュンデン、カッセル、シュタイナウ、ハーナウまでドイツの
グリム童話にゆかりのある地を結ぶ観光街道
●ブレーメン（Bremen）
ハンブルグと同じくハンザ同盟都市。ハンブルグに次ぐ貿易港で、メルヘン街道の出発点。市を代表する建築物である市庁舎、ブレーメン音楽隊の記念碑、
ベトヒャー通り、工芸品店やアンティーク店が並ぶシュノーア地区が見どころ
◆マルクト広場の市庁舎とローラント像 世界遺産市庁舎には、自由ハンザ都市ブレーメンの参事会議長および市長が居る庁舎はヨーロッパにおける
ブリック・ゴシック建築の最も重要な例証の一つ。市庁舎は、旧市街のマルクト広場に立っており真正面には
ローラント像が立っている。広場の向かいには商業会議所が建ち、右手にはブレーメン大聖堂と近代的な市議会
左手には聖母教会が建っている。広場の西側には、ゲアハルト・マルクス作の「ブレーメンの音楽隊」像が立っている。
ローラント像は、中世文学『ローランの歌』に登場する英雄ローラントを象った巨大な立像である。市内には4体の
ローラント像があるが、ブレーメン大聖堂に面してマルクト広場中央に立っている像が最もよく知られている。
●ハールメン（Hameln）
「ハーメルンの笛吹き男」の民間伝承で知られ、ベーザー・ルネサンス時代の家並み、結婚式の家、ネズミ取り男の家などがある
●リューベック 世界遺産
バルト海南西部のリューベック湾に面する海港を有する港湾都市である。造船産業などでも繁栄した。1143年、ホルシュタイン伯のアドルフによって建設された。
一旦火事で荒廃したものの、ザクセンのハインリヒ獅子公によって再建された。北海・バルト海交易で一時期独占的な地位を築いたハンザ同盟の盟主でもあった
▼ホルステン門 世界遺産1469年-1477年にかけて造られた。ユーロ導入以前の旧50ドイツマルク紙幣の図柄にも採用されている。
◆ロマンチック街道
ビュルツブルグからローデンブルグ、ディンケルスビュール、ネルトリゲン、アウグスブルグを経てフュッセンまで、のどかな田園風景と中世の面影を
残す小都市を結ぶ観光愛洞
●ビュルツブルグ（Wurzburg）
フランクフルトの南東120�辧▲泪ぅ鸚遽茲い猟�。ロマンチック街道の北の起点である。
▼司教館、その庭園群と広場 世界遺産18世紀にバルタザール・ノイマンによる設計バロック建築様式を代表する、ヨーロッパでも屈指の宮殿である
建物内には様々な部屋があるが、中でも有名なのは「階段の間」であり、柱の無い広大な吹き抜けに、画家ティエポロの描いた
世界で一番大きいフレスコ天井一枚画がある。この吹き抜けは、当時としては常識外れの設計で、「設計ミス」「絶対に崩れる」などと
酷評されが、ノイマンは「砲弾を打ち込まれても崩れない」と反論、事実、第二次世界大戦の空襲でここだけ天井が残った
建材に軽くて丈夫で耐火性がある凝灰岩を使ったからである。また、レジデンツの裏にはホーフ庭園が広がる
●ローデンブルグ（Rothenburg）
なだらかな丘陵地帯の中で、城壁に囲まれた中世時代の家並みを残す美しい町。市庁舎の隣の議員会館の仕掛け時計マイスタートゥルンクが呼びものの
ひとつで、そのほかザンクトヤコブ教会、ブルク公園などがある
●フュッセン（Fussen）
オーストリアとの国境近くにある山に囲まれた保養地。「ホーヘンシュバンガウ城、リンデルホフ城があり、南ドイツ山岳地方観光の中心のひとつともなっている。
▼ノインシュバンシュタイン城 バイエルン国王ルートビヒ２世の白亜の城。ディズニーのシンデレラ城のモデルとなった。17年と巨額の費用をかけて
建てられたが、完成前にルートビヒ２世はこの世を去った。
●ヴィースの巡礼教会 世界遺産
バイエルン州南部、ヴィース（行政上はシュタインガーテン）にあるキリスト教教会。1745年から1754年にかけてヨハン・バプティストとドミニクス・ツィンマーマン
によって建てられた。内装のロココ装飾によって著名である。シュタインガーテンはフュッセンの近郊に位置する自治体。
●ミュンヘン（Munchen）
バイエル州の州都。ビールの町、美術や音楽の町として有名。1972年のオリンピック開催地でもある。
▼マリエン広場 町の中心の新市庁舎前にある広場。周辺はレストランやショップが多く、歩行者天国になっている。
▼新市庁舎 マリエン広場にあるネオ・ゴシック様式の建物で、ドイツ最大の仕掛け時計で知られる。等身大の人形が踊ったり、
騎士の馬上試合をしたりするのを見るために、多くの観光客が集まる。
▼ケーニヒス広場 「王の広場」19世紀前半、アテネのアクロポリスに感銘を受けたバイエルン国王ルートビヒ1世によって作られた。ギリシャ風建築物が
多く並び、ひときわ日に付く建築物はプロピュライオン（古代ギリシア神殿柱廊門）
▼レジデンツ ビュッテルスバッハ家（バイエルン地方を発祥とする有力な君主の家系）の宮殿。内部には博物館や劇場もある。豪華な部屋や広間が
続くレジデンツ博物館、肖像画が121枚飾られた祖先画ギャラリー、美しいフレスコ画が描かれた丸天井がある
アンティクバリウム（考古館）、王室の王冠や金細工などの宝物が展示されている宝物館などが見どころ
▼アルテ・ピナコテーク ビッテルスバッハ家の名画コレクションを収蔵している美術館。
15〜16世紀のドイツ絵画が中心で、特にデューラーの「四人の使徒」が有名
▼ノイエ・ピナコテーク 19世紀以降のドイツ絵画やフランス印象派絵画を中心に収蔵している美術館。ゴッホ、マネ、セザンヌなどの近代名画が見られる。
▼ホーフプロイ・ハウス かつてバイエルン王室の御用醸造所であったビアホール。ナチスの前身のドイツ労働者党の指導者ヒトラーが
最初に決起集会を開いた場所である
▼ニンフェンブルグ城 郊外にあるビッテルスバッハ家の夏の離宮。美人画ギャラリー、馬車の博物館、広大な庭園、多くの小宮殿、浴場プールなどがある
●シュツットガルト（Stuttgart）
ドイツ南部のネッカー川に河港をもつ商工業都市。ダイムラー、ポルシェなどの本社がある。新宮殿、旧宮殿（博物館となっている）、
ベンツ博物館、ポルシェ博物館などが見どころ
●バイロイト（Bayreuth）
ワグナーが建てた祝祭歌劇場で有名な町で、毎年夏にはバイロイト音楽祭が開かれる。
▼辺境伯歌劇場 世界遺産18世紀に建てられた歌劇場である。バロック様式の傑出した美しさを持つ歌劇場というだけでなく、当時の要素のほとんどが
そのまま伝わっている稀有、リヒャルト・ワーグナーが自らの祝祭劇場をバイロイトの地に建てるきっかけとなった歌劇場でもある。
●ニュルンベルグ（Nurnbeg）
バイエルン州第２の都市で、ドイツのルネサンス期（15〜16世紀）の画家デューラーの生地。聖ローレンツ教会、デューラーの家、職人広場などが見どころ。
●シュバルツバルト（Schwarzwald）
ドイツ南西部のフランスとスイスの国境に近い大森林丘陵地帯で「黒い森」という意
●カールスルーエ（Karlsruhe）
シュバルツバルトの北端に位置し、ドイツ最高裁判所や原子力研究所などがある。
●バーデンバーデン（Baden Baden）
シュバルツバルトの北の入口（カールスルーエの南）に位置し、古代ローマ時代から温泉保養地として繁栄。最近ではヨーロッパでも屈指の祝祭劇場で
多彩な音楽プログラムを開催し、芸術・文化都市としての評価も高い
●フライブルク（Freiburug）
シュバルツバルトの南西部ライン川沿いの大学都市。環境保全への取り組みの先進的な町としても有名「最も美しい塔」といわれる尖塔のある
フライブルク大聖堂がある。
◆アルペン街道
ドイツ南部のオーストリア国境近くを東西に走る山岳街道。リンダウからフュッセン、ドイツの最高峰「ツークシュピッツェ」（標高2962m）、
キーム湖を経て、山岳保養地ベルヒテスガーデンまで
●ワイマール（Weimar） 世界遺産
文豪ゲーテとシラーゆかりの地で、ドイツの文学者や音楽家に深い関係のある芸術の都。ワイマール憲法が制定された町として有名
▼ゲーテの家 晩年の20年ほどを過ごしたバロック様式の住居で、記念館として当時の姿が保たれている。
▼シラーの家 1799年にヴァイマルに移住してきたシラーは、1802年からこの家に住んだ。現在は記念館。
市教会、ヘルダーの家、市の城、寡婦宮殿、アンナ・アマーリア大公妃図書館、大公の墓所と歴史的墓所、ベルヴェデーレの城、オレンジ温室、庭園
ロマン主義の家、ゲーテの園亭と庭園を含むイルム河畔公園、ティーフルト城と庭園、エッタースブルクの城と庭園
●マイセン（Meissen）
マイセン焼きで知られるヨーロッパ屈指の磁器の町で、中世以来の家並みの残る観光都市である
●ドレスデン（Dresden）
「エルベのフィレンツェ」と呼ばれ、16世紀以来の芸術と文化の都市。ザクセン地方の交通の要衝で工業都市でもある。戦後復旧再建されたツビンガー宮殿、
アルベルティヌム、再建されたフラウエン教会が観光の中心。復旧されたゼンバー影企業、ドレスデン城もある
●ドレスデン・エルベ渓谷 世界遺産
エルベ川の上流域にあたるドイツ東部に形成された渓谷の一つ、なだらかな谷には都市ドレスデンが発達、市域は川を挟むかたちでおよそ20kmにわたって続く。
当地はエルベ川沿いの中央ヨーロッパにおける優れた文化的景観を形成しており、渓谷が都市の一部であるとともに自然の河岸の一部であることに見出される。
●ライプツィヒ（Leipzig）
ザクセン地方の経済と文化の中心都市。国際見本市が毎年春・秋の2回開催される。有名なゲハントハウス管弦楽団の本拠地でもある。市の中心マルクト広場、
メードラー・パッサージュ（アーケード）、旧市庁舎、バッハが音楽監督兼オルガン奏者を務めたトーマス教会などが見どころ
●アイゼナハ（Eisenach）
ドイツのほぼ中央部に位置する町。「音楽の父」と称されるバッハの生誕地。郊外のワルトブルク城は宗教改革家ルターが聖書をドイツ語に翻訳したことと
中世のワルトブルク歌合戦で有名である。
●ワルトブルク城 世界遺産
テューリンゲン州にある史跡である。ゲーテ街道沿いにあるアイゼナハ郊外の山上に位置する。テューリンゲン方伯ルートヴィヒ4世の妃・聖女エリザベートが
ハンガリー王国から4歳で嫁いできた場所としても知られる
●アーヘン大聖堂 世界遺産
西部のアーヘンにある大聖堂 「皇帝の大聖堂」として言及され、この大聖堂は北部ヨーロッパでは最古のものである。786年にカール大帝がアーヘンの宮殿教会の
建設を始めた。814年にカール大帝が死ぬと彼は自身の大聖堂に埋葬され、彼の骨はいまも特別の神殿に保存されている。 大聖堂は、一千年以上の時を経て、
現在の装いを調えた。 アーヘン大聖堂の中心は宮殿教会である。それは後世の増築部分と比較すると驚くほど小さいが、建設当時は、
それはアルプス以北では最大のドーム建築であった。
●シュパイアー大聖堂 世界遺産
シュパイアーに聳える赤い砂岩でできた巨大なバシリカ式聖堂である。その正式な名称は「聖マリア・聖ステパノ大聖堂」だが、しばしばシュパイアーの
皇帝大聖堂とも呼ばれる廃墟となったクリュニー修道院とともに、シュパイアー大聖堂はロマネスク様式最大級の聖堂である。
●ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト 世界遺産
ブリュールにあるこれら二つの建物は、シュロス庭園で繋がっている。アウグストゥスブルク城は、18世紀初頭に選帝侯を兼ねていたケルン大司教の座にあった
ヴィッテルスバッハ家のクレメンス・アウグスト・フォン・バイエルンによって建造された。実際に建築を委ねられたのはヨハン・コンラート・シュラウンであった。
彼はブリュールにもともとあった中世の城を改築する形で質素な宮殿を作り上げたが、1727年からフランソワ・ド・キュヴィイエが手がけた再改築によって、
現存するロココ様式の壮麗な宮殿が出来あがった。宮殿には華やかな階段室があるが、これはバルタザール・ノイマンが手がけたものである。
●ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会 世界遺産
聖マリア大聖堂は、初期ロマネスク様式で1010年から1020年にかけて建設された。2つの後陣を伴う対称形となっており、これは古ザクセン時代の
オットー朝ロマネスク様式の特徴である。聖ミカエル聖堂はヒルデスハイム中央駅から歩いて15分くらいの小高い丘の上に建っている。この教会は、
ベネディクト派の聖堂として、ヒルデスハイムの司教ベルンバルト（993-1022）により、1010年から1020年にかけて建設された。
●トリーアのローマ遺跡群・聖ペテロ大聖堂・聖母聖堂 世界遺産
トリーアの町に残る古代ローマ時代以降の8件の遺跡や聖堂、および近隣のイゲルに残る遺跡1件がまとめて登録
円形劇場、モーゼル川の橋、バルバラ浴場、イゲルの円柱、ポルタ・ニグラ、皇帝浴場、アウラ・パラティナ / バシリカ、大聖堂、聖母聖堂
●ロルシュの大修道院とアルテンミュンスター 世界遺産
ヴォルムスの約 10 km 東に位置する町ロルシュに遺構が残る修道院で、カロリング朝の修道院の中では特によく知られたものの一つである。その遺構は
廃墟と化しているが、ドイツにおける前ロマネスク期の建造物群の中で、最も重要な部類に属する。また、1170年代にまとめられたロルシュのコデックスに
含まれるその年代記は、中世初期のドイツ史に関する基本史料となっている
●ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム 世界遺産
ドイツの非鉄金属の鉱山と、それによって栄えた歴史都市、さらに採掘や冶金に活用された排水や水力の管理体系という、鉱業に関する包括的な産業遺産群を
対象とした登録。1992年にランメルスベルク鉱山とゴスラーの歴史地区がまず登録され、2010年にオーバーハルツ水利管理システムが拡大登録された。
●バンベルク市街 世界遺産
▼バンベルク大聖堂 大聖堂は4つの尖塔をともなう後期ロマネスク様式の建造物である。大聖堂は長さ約94m、幅28m、高さ26mで、尖塔の高さは
いずれも約81mである。1004年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世によって最初の造営がなされ、1012年に献堂された。1081年に
火災によって一部が損壊したあと、バンベルクの聖オットー によって新たな大聖堂が建造され、1111年に献堂された。
現存する後期ロマネスク様式の大聖堂は、その後の13世紀に完成したものである
旧宮殿、新宮殿、アルテンブルク城などが見どころ
●マウルブロン修道院の建造物群 世界遺産
ドイツのバーデンに残る中世の修道院である。ヨーロッパに残る中世のシトー会修道院の中でも、付属する建造物群も含めた総体が、最もよく保存されている。
マウルブロンの町外れにあるが、町とは城壁で隔絶されている。修道院の設立は1147年のことであり、設立に際しては初のシトー会派ローマ教皇であった
エウゲニウス3世の後援を受けた。ロマネスク様式からゴシック様式への移行的な様式で建てられた付属教会
●クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街 世界遺産
ザクセン アンハルト州の都市。ハルツ山地の北東に位置し、ボーデ川が流れる。歴史は文献における初出は922年、ハインリヒ捕鳥王による寄進の一部として
記録されている。1300棟以上のロマネスク様式の美しい建物ファッハヴェルクハウス（木組みの家）や、グリュンダーツァイト時代、ユーゲントシュティール時代の
邸宅が今なお残り、ロマネスク街道の秘都と呼ばれている。司教座教会（聖セルヴァティウス教会）、シュロスベルク（城山）、旧市街。
このほか、ヴィペルティ教会の地下聖堂、ミュンツェンベルクのマリア修道院、ライオネル・ファイニンガー美術館、木組みの家博物館、
ステンドグラスと工芸博物館、蒸気機関車の運行もある狭軌鉄道の中部ドイツ鉄道とおもちゃ博物館など、多くの見どころがある
●フェルクリンゲン製鉄所 世界遺産
ドイツの1世紀を超える歴史を持つ旧製鉄所である。銑鉄精錬の全工程を追体験できる施設は他に類例がない。現在ヨーロッパの産業文化遺産の中で
最も重要な位置を占めている。ヨーロッパ産業遺産の道のアンカーポイントである。また、フェルクリンゲン製鉄所内では多くの文化行事が開催
●ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群 世界遺産
モダニズム建築に重要な影響を及ぼした建築学校バウハウスにかかわる物件がまとめて登録。バウハウスはヴァイマル、デッサウ、ベルリンの順に移転したが、
最後のベルリンは末期のごく短い期間しか存在しておらず、登録には含まれていない
●アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群 世界遺産
宗教改革は近世ヨーロッパ史上の重大事件の一つであるが、中心人物の一人であったマルティン・ルターの足跡をたどる上で重要な建造物群がまとめて登録
▼アイスレーベン ルターの生家、ルター晩年の家
▼ヴィッテンベルク ルター・ホール、メランヒトンの家、町の教会、城付属聖堂
●デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国 世界遺産
ドイツおよび大陸ヨーロッパにおける最初にして最大級の英国式庭園である。「ヴェルリッツの英国式庭園」とも呼ばれる。この庭園は、18世紀後半に
アンハルト・デッサウ侯レオポルト3世・フリードリヒ・フランツによって創設された。この庭園はエルベ川の一時的な支流沿いに位置し、水に恵まれている。
●僧院の島ライヒェナウ 世界遺産
バーデン ヴュルテンベルク州のコンスタンツ湖に浮かぶ島。コンスタンツの西側、島は人工の道で本土とつながっている。島にはライヒェナウ修道院が建つ。
修道院内の聖堂は、聖母マリアと聖マルコに捧げられたものである。他に、聖ゲオルクと聖ペトロ、聖パウロに献堂された教会が2つある
●ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群 世界遺産
エッセンにある産業遺産である。ヨーロッパ産業遺産の道のアンカーポイントの一つであり、この施設群での炭鉱業は1847年に見られ始め、採炭は1851年から
1986年まで行われた。1950年代後半からの数十年は、この施設群の二部門であるツォルフェアアイン炭鉱とツォルフェアアイン・コークス工場は、
この種のものとしてはヨーロッパ最大のものであった。1932年に開かれたバウハウス様式の第12採掘坑 (Pit 12) は、建築上からも技術上からも傑作と
呼べるものであり、「世界で最も美しい炭鉱」との評価を受けている
●ライン渓谷中流上部 世界遺産
ラインラント プファルツ州の都市であるコブレンツとビンゲン・アム・ラインの間のライン川の65�劼侶銘�のこと。
地理学的、歴史的、文化的、産業の分野の複合的で独特な景観として登録。登録範囲は272.5?及び緩衝地帯は約346.8?に及ぶ。
●シュトラールズント及びヴィスマールの歴史地区 世界遺産
▼シュトラールズント バルト海に面した港湾都市。リューゲン島やヒデンゼー島へ渡る際の交通の拠点。近隣の都市
▼ヴィスマール バルト海に面した小都市である。かつてハンザ同盟都市の一つであった。現在はノルトヴェストメクレンブルク郡の郡都。
45�卆召�リューベック、30�卞遒�シュヴェリーンがあり、ヴィスマール湾に面した天然の良港を持っている。
教会ならびに市内の建造物は「ハンザ同盟都市の煉瓦建築」を代表する建築物
●レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ 世界遺産
古代ローマ時代にカストラ・レギーナ（レーゲン川沿いの要塞）として成立したレーゲンスブルクは、ドナウ川とレーゲン川の合流点に位置する交通の要衝として、
特に中世には一大交易地として栄え。当時の姿を伝えるドナウ南岸の旧市街と、対岸のシュタットアムホーフにある旧聖カタリナ慈善病院が登録された。
●ムスカウ公園 世界遺産
ドイツとポーランドの間を流れるナイセ川にまたがるイギリス式庭園。560haもの広さ。ドイツ側はバート・ムスカウ、ポーランド側はウェンクニツァの町に接する。
●ローマ帝国の国境線 世界遺産
ローマ帝国の繁栄と衰退を残す文化的景観が評価されて、1987年にイギリスのハドリアヌスの長城が単独で登録された。その後、2005年にドイツのリーメスを
拡大登録した際に現在の名称となり、2008年にはイギリスのアントニヌスの長城も含まれることが決定した。
●アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 世界遺産
紀元前5000年頃から前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居 の遺跡群を対象とする。スイス（56件）、イタリア（19件）、ドイツ（18件）、
フランス（11件）、オーストリア（5件）、スロベニア（2件）の6か国111件の資産によって構成されている。2012年の第36回世界遺産委員会終了時点では、
シュトルーヴェの測地弧（10か国）に次いで多くの国にまたがる世界遺産である
●アルフェルトのファグス工場 世界遺産
ニーダーザクセン州アルフェルトにある製靴用の靴型工場で、初期モダニズム建築の重要な例証として登録。この工場はオーナーのカール・ベンシャイト が、
自らの企業が過去から断絶することを表現するためにラディカルな建築物を望んで発注したもので、ヴァルター・グロピウスとアドルフ・マイヤーによって
設計された。この工場は1911年から1913年にかけて建てられ、増築や内装は1925年に最終的な完成をみた。
●ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ 世界遺産
イギリス風景式庭園のスタイルによるヴィルヘルムスヘーエ公園 (ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ) は、ヘッセン州北部の都市カッセルにあります。
総面積240ヘクタールという、丘陵部のものとしてはヨーロッパ最大規模の公園です。 また、ヴィルヘルムスヘーエ宮殿と共に、文化や自然、
造園芸術が完璧に調和した、総合芸術作品を形成しています
●コルヴァイのカロリング期ヴェストヴェルクとキウィタス 世界遺産
ヴェストファーレン 地方ヘクスターの旧ベネディクト会修道院コルヴァイが、芸術史における “宝石” とされ、計り知れない価値を有していることを考えると、
正当な評価といえるでしょう : 1200年近い歴史を持つ、かつての帝国直属修道院は、中世ドイツに創立された、最も重要な修道院施設に数えられます。
●メッセル採掘場の化石発掘現場 世界遺産
メッセル近くにある油母頁岩の採掘場跡地である。フランクフルト・アム・マインの南東約35km のところにある。ここからは大量の化石が出土しており、
その地質学的・古生物学的な重要性、採掘場跡地は、ライン地溝にあり、盆地のように窪み、大きな湖水が形成されていたところの一部である。
グルーベ・メッセルはメッセルの孔という意味で、もともとは褐炭を採掘した露天掘り鉱山であった。
●カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林群 世界遺産
ウクライナの6箇所とスロバキアの4箇所、ドイツの15箇所の計25箇所である。行政区分上は、ウクライナの登録対象は全てザカルパッチャ地方に含まれており、
スロバキアの登録対象は全てプレショフ地方に含まれている。保護区別に見た場合、ウクライナの対象のうち5箇所は、カルパティア生物圏保護区に含まれ、
残り1箇所はウズハンスキ国立公園に属している。スロバキアの4箇所は、ポロニニ国立公園とその緩衝地域の保護区など