薬師寺 |
「薬師寺」の「東塔」と「西塔」だ。薬師寺は、白鳳時代に天武天皇が皇后の病気平癒のため建立。華やかな朱塗りの「中門」、絢爛な「金堂」。左側には色彩鮮やかな西塔、右側にはこの寺院最古の建造物で国宝の東塔が。宗派の始祖は、西遊記の三蔵法師。その頂骨がまつられる「玄奘三蔵院伽藍」では5月5日に華やかな法要と、伽藍を灯篭が埋め尽くす万燈会が催される。 |
薬師寺東塔 |
創建当初から現在に残る唯一の建物。高さ33.6メートル。各階に裳階をつけた3重塔。相輪の部分は約10.34メートル,水煙には天人たちが奏楽しながら天を舞う様子が透かし彫りにされている。 東塔は、解体修理工事のために平成22年晩秋から約10年間ご覧頂くことができません |
正倉院宝庫 |
東大寺境内のものだけを指すようになっている。校倉造りの内部は3倉に分かれ,聖武天皇の遺品をはじめとする多くの御物が収蔵,遣唐使や留学生が持ち帰った唐やインド,ペルシャなどの工芸品,「シルクロードの終着地」ともいわれる。新宝庫2棟に移されて収蔵されているが,毎年10月下旬から11月にかけて曝涼と呼ばれる虫干が行なわれ,この時に御物の一部が奈良国立博物館で「正倉院展」として公開される |
東大寺 |
若草山の麓に広大な寺域を占める巨刹。奈良の大仏で親しまれる盧舎那仏始め国宝,重文級の文化財が多い。世界遺産「古都奈良の文化財」の8資産群のうちのひとつ |
春日大社 |
神護景雲2年(768)、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建された神社。春日山原始林に続く御蓋山の西麓に鎮座する藤原氏の氏神を祀っている。神が白鹿に乗って奈良の地に来て以来、鹿は神の使いとされている。鹿がおみくじをくわえている鹿みくじは有名 |
唐招提寺 | 中国の高僧・鑑真和上が創建したこちらの寺院、花の名刹:白やピンクの萩、紅葉。梅・桜・境内の池で咲く菖蒲と蓮の花々。「講堂」で見られる仏像や「鼓楼」などの建築、国宝群。「御影堂」の「鑑真和上坐像」と東山魁夷の襖絵 |
興福寺 |
昭和34年に天平様式に建築されたもの。各堂にあった奈良時代から江戸時代に至る各時代の仏像・絵画が集められ,1250年にわたる興福寺の歴史と伝統を伝えている。そのほとんどが国宝,重文に指定されている |
元興寺 |
飛鳥寺を創建とする大寺元興寺僧房の一つを改築したもので、智光曼荼羅・五重小塔など、寺宝が多い。かつては南都七大寺の一つといわれた。現在は極楽坊境内、東大塔(五重塔)跡や西小塔院跡が国の史跡として指定されている。世界遺産「古都奈良の文化財」の8資産群のうちのひとつ |
平城宮跡 |
710年に元明天皇によって藤原宮より遷都し,784年に長岡に都が移るまで,首都として日本の政治・経済・文化の中心地になっていた平城宮は,東西1.25km,約125haの広大な原っぱとしてかつての栄華の面影を留めている。唐の長安をモデルにして造ったといわれる平城京は,囲りに高い土塀と堀をめぐらし,大路を碁盤の目のように整然と配列した中に,大極殿・内裏・朝堂院・東院・官庁街などを配したものだった。遺構展示館・平城宮跡資料館や,平成10年に復原が終了した朱雀門,東院庭園があり見学できる。世界遺産「古都奈良の文化財」の8資産群のうちのひとつ |
法隆寺 |
法隆学問寺とも、斑鳩寺とも称する南都七大寺の一つ。木造建築物では世界最古であり、ユネスコの世界文化遺産に姫路城とともに、日本ではじめて登録された。推古天皇の時代に聖徳太子により建立され、飛鳥時代を始めとする各時代の貴重な建造物や宝物類が広大な境内に存在している。 |
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