清水寺 東山区

 西国三十三札所の16番札所。「清水の舞台」として知られる舞台造りの本堂は釘を使わず縦横に組まれた柱が見事。舞台の下方に音羽の滝、谷を隔てて安産祈願の子安の塔がある。桜,紅葉の名所でもある。

 東福寺

 京都五山の一つ。九条道家が氏寺として造営。本坊,塔頭が広い境内に並ぶ。通天橋は紅葉の名所

 金閣寺(鹿苑寺) 北区

 庭園が有名。椿やアセビ、紅葉 西園寺公経の山荘を足利義満が別荘北山殿とした北山文化の中心。金閣の初層は寝殿造・二層は武家造・三層は仏間

 銀閣寺(慈照寺)左京区

 足利義政の山荘として造営,没後寺となる。北山文化に対し東山文化の中心となった。銀閣(観音殿)は国宝

 南禅寺

 京都五山の上位に列せられた禅刹。歌舞伎にもある石川五右衛門の伝説で有名な三門など,堂塔伽藍が並ぶ。方丈庭園(名勝)は小堀遠州作の「虎の子渡し」と呼ばれ、江戸初期の代表的な枯山水庭園。予約をすれば、座禅などの体験も出来、南禅会館にて宿泊もできる。

 西本願寺 下京区

 浄土真宗本願寺派本願寺。本堂・大師堂をはじめ大伽藍が並び築地塀をめぐらした大寺院。国宝・重文など文化財が多い。※本願寺聞法会館

 東本願寺

 真宗大谷派の本願寺。伽藍は明治の再建だが入母屋造りの本堂など大きな堂塔が偉容を誇る。

 本願寺

 僧行基の創建。浄土教信仰の霊場として知られる。桧皮葺きの本堂は重文。

 東寺 教王護国寺

 平安遷都の時に羅城門の左右に置かれた東西両寺の一つ。当時のままの伽藍配置で寺宝も多数所蔵する。五重塔は徳川家光が再建、日本一の高さ。

 神護寺 ジゴクジ

 高雄山中腹にある真言宗の古刹。金堂・唐門・和気清麻呂公霊廟など堂宇がたつ。国宝の薬師如来像をはじめ平安、鎌倉時代の仏像、絵画などが多く残る。梵鐘(国宝)は日本三大名鐘の一つ。境内と周辺は紅葉の名所。

 鈴虫寺

 東山三十六峰を望む山腹にたち、一年を通じて鈴虫の音色を楽しめる。幸福地蔵も有名。

 八坂神社

 祇園さんの呼び名で親しまれ、祇園祭は京都の代表的行事である。全国の祇園社の根本神社。

 大徳寺

 大燈国師開基の禅宗の古刹。大伽藍の配置は禅宗建築の典型といわれる。茶道にゆかりが深い。

 大覚寺

  嵯峨天皇の離宮を寺とした門跡寺。御所様式の建物が大沢池に臨んでたつ。華道の家元としても知られる。

 貴船神社

 水を司る神として知られ,貴船祭や水まつりが催される。

 下鴨神社 左京区

 当社の神域・史跡「糺の森」には国宝・重文の社殿55棟がある。延命長寿、縁結び、安産など多彩なご利益があるとされる

 妙心寺

 臨済宗妙心寺派本山。花園上皇の離宮萩原殿を寺にしたもの。七堂伽藍がたち並び塔頭も多い。

 国分寺

 境内に天然記念物の大いちょうがあり,乳の出がよくなる伝説がある。又「お葉つきいちょう」といい、葉の先に実をつける珍しいいちょう。木造薬師如来坐像は国指定重要文化財である。

 仁和寺 左京区

 宇多天皇が落髪入寺した寺。真言宗御室派本山で門跡寺院。広い境内に金堂や御影堂がたつ。遅咲きの御室桜は有名。宿坊:御室会館

 天龍寺 右京区

 京都五山第1位の格式ある禅寺。当時の面影はないが明治以降再建の諸堂がたち並ぶ。夢窓国師の作といわれる亀山と嵐山を借景にした池泉回遊式の庭園が有名

 醍醐寺 伏見区

 足利尊氏が後醍醐天皇追善のために創建した寺。ツツジ・桜も有名。

 醍醐寺三宝院

 醍醐寺は、上下両醍醐に分れており,醍醐天皇の勅願寺。山中に湧出する水に因んで寺名とした。五重塔は京都最古。三宝院は、醍醐寺の本坊。豪壮雄大な庭園は豊臣秀吉の設計という

 金福寺 コンプクジ

 茶室芭蕉庵や与謝蕪村などの俳人の墓や句碑が多くある。 

 知恩院

 浄土宗総本山。法然上人が大谷禅房を結び浄土宗の布教をはじめた地であり入滅した地。本堂,大鐘楼など大伽藍が並ぶ。国宝の三門は日本最大 

 龍安寺 右京区

 妙心寺七刹の一つ。徳大寺家の山荘を細川勝元が禅寺としたが再度の火災で当時の遺跡はない。石庭として有名な方丈庭園は枯山水の平庭で「虎の子渡しの庭」とも呼ばれる。白砂に15個の石を配した名園 

 鞍馬寺

 牛若丸修業の地として知られる寺。深い木立ちの中に本堂,金堂などが点在,鞍馬山霊宝殿もある 

 神賀茂神社

 厄除、方除、電気の守り神として信仰を集めている京都の古社。賀茂別雷神を祀る。

 西明寺

 神護寺別院として建立、のちに自証上人が再興した。現在の建物は綱吉の生母桂昌院の寄進によるもの。紅葉の名所、三尾の一つとして名高い 

 浄瑠璃寺

 行基の建立で後に義明上人が再興。災害にあっていないため建物・仏像など、国宝・重文の文化財が多い 

 地主神社

 縁結びの神として信仰が厚い。境内にある「恋占いの石」は有名

 北野天満宮

 菅原道真をまつり学問の神として知られる。全国天満宮の宗祀の社。本殿・拝殿など桃山時代の建物がたち、史跡や遺跡も多い。毎月25日は縁日。梅の名所としても有名 

 毘沙門堂

 天台宗の門跡寺院。京都七福神の一つ毘沙門天を本尊とする。春の桜、秋のもみじが美しい 

 伏見稲荷大社

 全国3万の稲荷神社の総本社。重厚な社殿・摂社がたち、五穀豊穣、商売繁盛の神として庶民信仰を集める 

 三千院

 天台五ヶ室門跡の一つ。洛北屈指の霊地。本堂の往生極楽院(重文)は有名。梅雨期のアジサイ、秋の楓が見事。 

 二尊院

 二尊院の名は本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二像を祀ることに由来。境内は小倉山の東麓を占め,堂々とした建物が並ぶ。 

 念仏寺

 最長が延暦寺をかたどり、比叡山の内と称して亡母の冥福を祈るために建立した。境内には6mの涅槃像がある。毎月1回一日尼僧修行が行われる。 

 西芳寺(苔寺)西京区

 苔寺の名で知られる行基開創の古刹。黄金池(心字池)を囲む池泉回遊式庭園は120余種の苔でおおわれ幕末に岩倉具視が隠れ住んだ湘南亭がある 

 広隆寺

 京都最古の寺院で、国宝第1号の弥勒菩薩などすぐれた仏像を有し,太秦のお太子さんといわれ親しまれる。山門,太秦殿などは江戸のもの 

 建仁寺

 京都で最初の禅寺。堂塔伽藍,塔頭がたち並ぶ。俵屋宗達作の風神雷神(国宝)は有名 

 平等院 宇治区

 藤原頼通が父道長の別荘を改めて寺院にした。鳳凰堂の別称をもつ阿弥陀堂は、藤原時代の建物。

 石清水八幡宮

 貞観元年(859年)男山に勧請された。寛徳2年(1045年)、源義家が社前で元服して八幡太郎と名乗ったことから源氏の信仰厚くその分社は全国に及ぶ。現社殿は寛永11年(1634年)徳川家光の造営、重要文化財。内殿と外殿の間には天正8年(1579年)織田信長寄進による黄金の樋がかかっている

 春日神社

 足利時代から桐野の荘中堰の鎮守として知られる。重要文化財。奈良春日神社に縁故

 三十三間堂

 正式には「蓮華王院」という。平清盛が源氏の勢力を押さえこんだ平治の乱から五年後、長寛二年(1164)、後白河上皇の命により平清盛が造営。 当時、京都のこの一帯は後白河上皇の離宮、法住寺殿が占め、その敷地内に作られた。約十年後には千一体の仏像と二十八部衆像が安置 

 高台寺

 京都東山霊山山麓にたたずむ寺。豊臣秀吉の正室、ねね(北政所、出家して高台院)が秀吉没後、余生を過ごすために築いた 

 京都御所

 北は今出川通りから南は丸太町通りまで、東は寺町通り西は烏丸通りまでの広大な敷地を占める御苑を散策すると桧皮葺の屋根が望まれる

 平安神宮

 大きな朱塗りの鳥居がそびえ建つ。京都の観光名所の中では歴史は新しく、建立されたのは明治28年。平安遷都1100年の記念として作られた。
祭神は平安遷都を行った桓武天皇と定められた。昭和15年からは明治維新の悲劇の天皇、孝明天皇もまつられるようになった。 

 延暦寺 左京区・大津

 西に京の都、東に琵琶湖を望む幽幻の地にあり、平安京の鬼門を守る鎮護国家の道場であった。天台密教の拠点として、平安時代以後、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など多くの高僧たちを輩出し、修行道場として厳粛な雰囲気に満ちている。僧兵の拠点としても有名であるが、織田信長による焼き討ちにあった。境内は広大で、根本中堂(国宝)、大講堂(重要文化財)の他、美術工芸品を含めて10にのぼる国宝、50以上の重要文化財を有する。

 高山寺 右京区

 楓の古木が茂り、森閑とした境内は国の史跡に指定、紅葉の名所。 栄西禅師が中国から持ち帰った茶種を開祖・明恵上人が植えたという日本最古の茶園の伝承がある。石水院は、明恵上人の住居跡と伝えられており、こけら葺の簡素なたたずまいで、鎌倉時代の住宅建築をしのばせる。

 二条城

 徳川家康1603年に京の宿館として建設した平城。家康と豊臣秀頼との会見場所となった、幕末の1867年には15代将軍慶喜がここで大政奉還を行った

 

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