エチオピア

 正式名称

エチオピア連邦民主共和国

 首都/英字

アディスアベバ  Federal Democratic Republic of Ethiopia

 政体

共和制

 言語

アムハラ語

 宗教

エチオピア正教コプト派 約50% 

 通貨

エチオピア・ブル(5.39円)

 地勢

アフリカ大陸北東部にあり、国土の4分の1は標高2000m以上のエチオピア高原が広がる

 気候

熱帯性の緯度にあるが、高原地方は温和な高山気候でしのぎやすい。

   

 世界遺産    <文化遺産>

 ラリベラの岩窟教会群、ゴンダール地域のファジル・ゲビ

 アワッシュ川下流域、ティヤ、アクスム、オモ川下流域

 歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル、コンソの文化的景観

 <自然公園>

 シミエン国立公園

 名物料理

 ドロ・ワット(水気のない鶏のシチュー)

 インジェラ(イネ科のテフの粉から作る酸味のあるクレープ状の主食)

 クット・フォー(牛肉のタタキ)

 土産

 皮革製品、バスケット、フレスコ画(牛や羊の皮に描いてある)、コーヒー

 アトラクション

 トゥムカット祭(1月)

 トッレキングと野生動物の観察(シミエン山国立公園)

 観光

 世界遺産巡り

 タナ湖周遊クルーズ

  主要地ガイド

 ●アディスアベバ(Addis Ababa)

 標高2000〜2500mにあるエチオピアの首都。国連アフリカ経済委員会(ECA)とアフリカ連合(AU)の本部が置かれている政治・経済の中心地。

 名は「新しい花」という意。ライオン像、ECAとAUの本部アフリカ・ホール、三位一体協会、聖ギオルギス教会、国立博物館などが見どころ。

 ●ゴンタール(Gondar)      世界遺産

 タナ湖の東に位置する都市、ゴンダール城シミエン山国立公園への基地である、タブラ・ブラハン・セラシエ教会などが見どころ。

 ●アクスム(Axum)        世界遺産

 古代アクスム王国の首都。エチオピア文化の発祥の地とされる。オベリスクはかつて7基の石柱が建っていた。その後、最大のもの(高さ33m、重さ約500トン)は

 破壊し、2番目のもの(高さ24m、重さ約160トン)はイタリア軍がエチオピアに侵攻した際、戦勝記念として3つに切られ、イタリアへ持ち去られた。

 約70年後の2005年にようやく返還された。モーゼの十戒の石板を納めたアークがあるとされるシオンの聖マリア教会、国立博物館、カレブ王の地下墳墓が見どころ

 ●ラリベラ              世界遺産

 エチオピア正教徒の聖地。「ラリベラお岩窟教会群」がある。文字通り、石をけずって造りあげた教会群であり、12〜13世紀ごろの建造と推察されている。

 ●アワッシュ川下流域            世界遺産

 エチオピア北東部にあるハダール村付近の一帯、登録された主たる理由は、この地でアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の

 化石人骨ルーシーが発見されたことによる。

 ●ティヤ                     世界遺産

 最初の石碑は1905年にフランス人の考古学者が発見した。その後、1976年の調査までに墓所なども見つかり、ティヤ村を含むソド地方一帯で160をこえる

 石碑が発見された。大きいものは5mを超え、石碑の多くには剣や人面のようなレリーフが刻まれている。

 ●オモ川下流域                世界遺産

 エチオピア南西部にあたるこの地域からは、数百万年単位に及ぶ多くの種類の化石人骨が出土しており、そのことが登録理由となった。また、

 ここからはホモ・ハビリスが使用した約250万年前に遡る最古の打製石器も発見されている。

 ●歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル  世界遺産

 エチオピア東部の都市で、ハラリ州の州都。首都アディスアベバからは約523km離れており、エチオピア高原の東の丘の上にある(海抜1900m)。ジュゴル

 呼ばれる城壁に囲まれたハラールの町には87のモスクが存在し、16世紀から19世紀前半にかけてはイスラームにおける「第4の聖地」とも考えられていた

 ●コンソの文化的景観            世界遺産

 エチオピア南部諸民族州内の地域名であると同時に、そこで暮らすエスニック・グループの名称でもある。コンソ地域は標高800〜1800 mほどの

 山岳地帯にあり、そこで暮らす人々は資源の限られた自然環境の中で外敵の脅威などに備えつつ、最大限の農業生産性を上げようとして、

 さまざまな工夫を凝らして独特の文化様式を育んできた。

 ●シミエン国立公園             世界遺産

 エチオピア北部ゴンタール州にある1969年設立の国立公園タナ湖の北東約110kmの一帯に広がるシミエン山地を対象とする220平方kmに及ぶ国立公園。

 シミエン山地にはエチオピア最高峰(アフリカ大陸第4位)のラス・ダシェン山(標高4620m)をはじめとする高山が続き、「アフリカの天井」とも呼ばれている。

 この厳しい自然環境のなかで、独特の動植物たちが生息している。

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