アルジェリア

 正式名称

アルジェリア民主人民共和国

 首都/英字

アルジェ  Democratic Peoples Republic of Algeria

 政体

共和制

 言語

アラビア語、フランス語、タマシェク語

 宗教

主にイスラム教スンニ派(国教)

 通貨

アルジェリア・ディナール(1.32円)

 地勢

地中海沿岸部の一部を除く90%以上が、サハラ砂漠によって覆われている

 気候

北部は地中海性気候、中南部は典型的な砂漠気候の特色を示す。春季にはサハラ砂漠から熱風が吹く

   

 世界遺産    <文化遺産>

 ベニ・ハンマードの城塞、ムザブの谷、ジェミラ、ティパサ

 ティムガッド、アルジェのカスバ

 <複合遺産>

 タッシリ・ナジェール

 名物料理

 羊肉・ラクダ肉料理、シーフード料理、カバブ

 クスクス(世界最小のパスタ、煮込み料理と一緒に食べる)

 土産

 絨毯(ガルダイア)、アクセサリー、ナツメヤシ、ワイン

 アトラクション

 ラクダに乗る、フラミンゴの観察(ワルグラ郊外の砂丘の塩湖)

 観光

 世界遺産の遺跡巡り(ガルダイア、タッシリー、ナジェールの壁画など)

 サハラ砂漠ツアー

 主要地ガイド

 ●アルジェ(Alger)   カスパ:世界遺産

 アルジェリアの首都。アルジェ港、独立記念塔、モスク、殉教者広場などが見どころ。旧市街に巨大な迷路状の居住空間カスバが残るが、

 荒廃の危機にさらされている。

 ★ガルダイア

 ムサブ谷の中心にある、都市であるがガルダイアの一部が中世の建築様式をよく保っている。

 ★ムザブの谷             世界遺産

 標高300mから800mの岩だらけの高原である。白亜紀に形成されたこの地形には、黒や褐色の岩石が広大に散らばっている。ムザブのワジは、

 この高原の北西から南東へ通っている。

 ★タッシリ・ナジェール       世界遺産

 サハラ砂漠にある台地状の山脈であり、先史的な絵画群などがある。

 ●ベニ・ハンマードの城塞     世界遺産

 アルジェリアムシラにある考古遺跡城塞は、ホドナの山岳地帯の標高1000m以上のところにあり、アルジェの建市者ブルッギン・イブン・ジリ

 息子ハンマード・イブン・ブルッギンが、建造計画を立てて1007年に建造したものである。ハンマードはハンマード朝の始祖であり、この城塞都市は首都となった。

 その後、この都市はハンマード朝の繁栄を象徴する北アフリカで最も栄えた町のひとつになったが、1090年にバヌ・ヒラルの脅威にさらされると廃れ、

 1152年にはムワッヒドによって一部が破壊された

 ●ジェミラ               世界遺産

 アルジェリアの北東の岸に近い山村である。村の名前はアラビア語で「美しいもの」を指す。それ以前のラテン語での名称はクイクルムだった。

 古代ローマ時代の遺跡が良好な保存状態で現存している。特に、山の地形に合わせてローマ建築が持ち込まれた点に特色があり、劇場、

 2つの集会場、寺院、バシリカ、アーチ、街路、住居群などが現存している。

 ●ティパサ              世界遺産

 アルジェリア沿岸部にあるティパサ県の県庁所在地。1857年に建造されたその近代的な町並みは、砂浜でひときわ目立っている。

 町の名前はアラビア語で「荒廃した都市」の意味である。その名前の由来となった古代ローマの遺跡群が町には残っている

 ●ティムガッド            世界遺産

 西暦100年頃にトラヤヌス帝によって建設された古代ローマ植民都市である。古代ローマ時代にはタムガスと呼ばれていた。ティムガッドの遺跡は、

 古代ローマの都市計画碁盤目状の区画が導入された例を伝える、現存する最良の遺跡の一つである。長い間に埋もれていたことから保存状態がよく

 「アフリカポンペイ」の異名をとる

 ●アルジェのカスバ        世界遺産

 オスマン帝国領下の16世紀において、アルジェの丘に建てられたオスマン帝国の太守の城塞のことである。この城塞と海岸線と起伏のある地形に囲まれた

 一帯で人口が増加し、アルジェの旧市街が形成された。そして時代が下ると、この旧市街自体のことも「カスバ」と呼ばれるようになったのである。

 カスバには宮殿やモスクは残っているが、植民地時代の残滓は大部分が姿を消している。

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