イギリス
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正式名称 |
ク゛レートフ゛リテン・北アイルラント゛連合王国 |
首都 |
ロンドン（LHR) United Kingdom of Great Britain and Northen Ireland |
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政体 |
立憲君主制 |
言語 |
英語（公用語） |
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宗教 |
英国国教会（国教）57％，カトリック13％ |
通貨 |
英国ポンド（約170.43円） |
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地勢 |
ヨーロッパ大陸とはドーバー海峡を隔ててわずか34kmしか離れていない。山地と平野は、はっきりしていて、北西側の高地地域と | ||
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南側の低地地帯に２分される。最高峰（ベンネビス山）でも標高1343m。1994年5月、ドーバー海峡の下にユーロトンネルが開通した | |||
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気候 |
典型的な西岸海洋性気候。年間を通して少量の霧雨は降るが、偏西風と北大西洋海流の影響で冬は暖かく、夏は涼しい | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁、ダラム城と大聖堂 、アイアンブリッジ峡谷
ストーンヘンジ・エーヴベリーと関連する遺跡群、ローマ帝国の国境線、ブレナム宮殿
ファウンテンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園、バース市街、ロンドン塔
ウェストミンスター宮殿・ウェストミンスター寺院・聖マーガレット教会、ソルテア
カンタベリー大聖堂・聖オーガスティン修道院・聖マーティン教会、キュー王立植物園
エディンバラの旧市街・新市街、マリタイム・グリニッジ、ブレナヴォンの産業景観
オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地、ダーウェント峡谷の工場群、ニュー・ラナーク
バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群、ポントカサステ水路橋と運河
海商都市リヴァプール、コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観
＜自然遺産＞ ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸、ヘンダーソン島
ゴフ島とイナクセシブル島 、ジュラシック・コースト
名物料理
ステーキ＆キドニーパイ（牛肉、牛の肝臓、タマネギ入りパイ）、
ドーハー・ソウル（舌ビラメ）、スモーク・サーモン、チェーダーチーズ
ヨークシャー・プディング（シュー皮に入ったシチュー）、
フィッシュ＆チップス（タラとジャガイモの揚げ物）
ハギス（羊の腸に牛肉、野菜、オーツ麦を詰めて茹でたスコットランド名物）
土産品
ウェッジウッドなどの陶磁器、ピーター・ラビットのグッズ、紅茶、ウィスキー、
ショートブレッド、スコットランド・キルト
主要地ガイド
＜イングランド＞
●ロンドン（London)
英国の歴史を物語る建造物が並ぶ首都で、商業・金融・政治・文化の中心地。ロンドンの顔である赤い2階建てのバス（ダブルデッカー）や地下鉄の交通網が
発達しているテムズ川沿いの観光都市
▼シティ 市心の東端にある大ロンドン市の中でも格別のエリア。銀行、取引所、保険会社、商店などがあり、
ロンドンのみならず、英国の金融。経済の中心である。
▼ギルドホール 1411年に建設され、その後、ロンドン大火災と第2次世界大戦によって大部分が破壊されてしまったが、現在は市庁舎のオフィスの
一部として近代的なビルにはめ込まれたような形で残されている。館内には、図書館とアート・ギャラリーもある
▼セントポール大聖堂 英国国教会の象徴とされる巨大聖堂（全長157m、高さ111m）。1666年のロンドン大火災で焼失したが、35年かけてルネサンス様式の
大聖堂として再建された。直径34mのドームの天井画が圧巻。回廊を登って行くと、ドームの頂上についている塔の下部に到着し
そこから市街を一望できる。チャールズ皇太子とダイアナ元妃の結婚式が行われた。
▼タワー・ブリッジ 交易地として栄えたロンドンを往来する大型船に対応するため、1894年に造られた「テムズ川」にかかる跳ね橋。
2つの塔を結ぶガラス張りの歩道橋（高さ42.4m）からの眺めと夜のイルミネーションは必見。
▼ロンドン・ブリッジ タワー・ブリッジの隣にある橋で、この位置には2000年近くにもわたって何度も橋が架けられて破壊している。
俗謡「ロンドン橋落ちた」に歌われていることで有名。現在の橋は1972年に完成したもの
▼ロンドン塔 世界遺産テムズ川の岸辺、イースト・エンドに築かれた中世の城塞である。正式には「女王陛下の宮殿にして要塞と呼ばれるように、。
現在も儀礼的な武器などの保管庫、礼拝所などとして使用されている。その景観から「ホワイト・タワー」とも呼ばれる。
世界最大級のカット・ダイヤモンド「カリナン」はここで保管されている
▼バッキンガム宮殿 1837年完成時からのイギリス王室の宮殿。見学は650室のうちの18室とロイヤル。ミューズ（厩舎）衛兵交代式が行われる。
★ウェストミンスター 世界遺産
▼ウェトミンスター宮殿 テムズ川河畔に存在する宮殿。英国議会が議事堂として使用している。併設されている時計塔（ビッグ・ベン）と共にロンドンを代表する
景色として挙げられる。所在地はロンドンのミルバンク。なお近隣のテムズハウスは保安局（MI5）の本部となっている
▼ウェトミンスター寺院 イングランド国教会の教会。聖ペテロ修道教会。戴冠式などの王室行事が執り行われ、内部の壁と床には歴代の王や女王、
政治家などが多数埋葬されている。墓地としては既に満杯状態で、新たに埋葬するスペースはもはやなくなっている。
国会議事堂が隣接している。イギリス中世の大規模なゴシック建築である。
▼聖マーガレット教会 イングランド国教会の教会。ウェストミンスター寺院と同じ敷地内にあり、英国議会が議場をおくウェストミンスター宮殿の教区教会 。
アンティオキアの聖マーガレットに献堂されている。最初の教会は12世紀にベネディクト会派聖職者によって建てられた。
寺院周辺に住む地元の人々は自分たち自身の簡素な教区教会として分離、1486〜1523年にかけ再建。17世紀のピューリタンが
不幸にも高尚な礼拝用寺院とともに聖マーガレット教会がさらに適していると議会運用施設に選択
▼ナショナル・ギャラリー 実業家アンガースタイン所有の絵画（38点）を国が買い取り、1838年に英国初の国立美術館がトラファルガー広場に建てられた
現在、ルネサンス、17世紀のオランダ、、印象派など2000点以上の名作が収蔵されている。
▼国会議事堂 ロンドンの象徴である。テムズ川沿いにそびえる巨大ネオ・ゴシック建築（敷地面積3万2000�屐�部屋数1100室）。
中世からウエストミンスター宮殿（王宮）、として利用され、1529年から議会として使われてきた。
「ビッグ・ベン」と呼ばれる時計台があり、大きい鐘が1時間ごと、小さい鐘が15分ごとに鳴らされる。
▼ピカデリー・サーカス 夜遅くまで賑わうロンドンの中心地。エロスの像が立つ円形広場で高級ブランド店が多いリージェント通り、
劇場が並ぶシャフツベリー・アベニューなどの主要な通りの合流点でもある。
▼ソーホー かつては、劇場、レストラン、ナイトクラブ、ディスコなどが集まる世界でも有数のナイト・スポットであったが、
今ではファッション街として、おしゃれな店が並ぶ地区となっている
▼メイフェア ピカデリーとショッピング通りのオックスフォード・ストリートの間に挟まれた地域で、高級住宅街として知られている。
日本大使館、アメリカ大使館などの公館や航空会社のオフィスも多い
▼トラファルガー広場 黒いライオン像に囲まれた英雄ネルソン提督の記念碑が立つ広場。2つの大きな噴水の後方には
ナショナル・ギャラリーが建ち、周辺はいつも観光客で賑わう
▼コベント・ガーデン ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の舞台。近代的なショッピング・センターの他 、劇場、ライブ・ハウス、カフェ、バーが多い
▼マダム・ダッソー館 政治家、映画俳優、ミュージシャン、スポーツ選手など有名人のロウ人形が約400体あり、一緒に記念撮影ができる。
▼ハイド・パーク 世界的に有名な140万�屬量明僂鮓悗觚�園、北端にはマーブル・アーチ、南端にはウェリトン・アーチという2つの門がある
サーペンタインという人口湖でボートに乗ることができる。
▼大英博物館 世界最大級約800万点のコレクションを誇る博物館、古代エジプト、ギリシャなど世界中から収集した
ロゼッタストーンやエジプトのミイラなどの至宝は必見。入場料は無料
▼ケンジントン宮殿 17世紀以来、王族の住居として使用されてきている宮殿。かつてチャールズ皇太子とダイアナ皇太妃も住んでいた
●ウィンザー（Windsor）
ロンドンの西34�辧▲謄爛裟遒里曚箸蠅砲△訥�。世界最大規模を誇る王室の居城、「ウィンザー城」があることで名高い。城の一部を見学できるが、
その時の状況により見学が制限されることがある。近くにはパブリック・スクールの名門イートン校がある。
●ウィンブルドン（Wimbledon）
テニスの聖地として知られ、毎年6月に行われる全英オープンは世界的に有名、ウィンブルドン・テニス博物館も興味深い
●ストラトフォード・アポン・エイボン（Stratford-Upon-Avon）
ロンドンの北西154�劼砲△襯┘ぅ椒鸚遽茲い両�さな町で、シェークスピアが生まれた地として知られる。英国らしい町並み、シェークスピアの家、
シェークスピア劇場などが見どころで、多くの観光客で賑わう
●オックスフォード（Oxford）
ロンドンの北西94�辧▲謄爛裟遒両緡�とその支流チャーウイル川の合流点にある大学の町。パント（小舟）でオックスフォード運河をゆっくり進みながら
町を鑑賞できる。大学のキャンパス、町を一望できるカーファックス・タワーが見どころ
▼ブレナム宮殿 世界遺産近郊のウッドストックにある宮殿。マールバラ公ジョン・チャーチルが、スペイン継承戦争中のブレンハイムの戦いで
立てた戦功によって当時アン女王から贈られた大邸宅。バロック様式で建築家ジョン・ヴァンブラ設計。
彼の子孫で、第二次世界大戦中の首相であったウィンストン・チャーチルの生家
●ケンブリッジ（Cambridge）
ロンドンの北88�劼砲△襦▲�ックスフォード大学と並ぶ大学の町。時期によっては、大学のキャンパスを見学することができる。美しい建築物が多い町なので
パント（小舟）に揺られながらケム川を下り、ゆっくり鑑賞できる。セント・メアリー教会の塔からは町を一望できる。
●バース（Bath）
南西部にあり、風呂の語源となっている古代ローマ温泉保養地として開いた町。18世紀に再建されて上流階級の保養地、社交地として栄えた
ローマ浴場跡、バース寺院、ロイヤル・ケレッセントなどが見どころ
▼バース市街 世界遺産ローマ式の大浴場や神殿が建築された。ローマが撤退すると一時的に荒廃した。
ジョージ3世の頃、ジョージアン形式と呼ばれる当時のテラスハウスの建つ町並みへと変貌した。
★ストーンヘンジ・エーヴベリーと関連する遺跡群 世界遺産
イングランドのウィルトシャーにある。特定の記念建造物ではなくそれらが点在する二つの地域で、それぞれ「ストーンヘンジと関連する記念建造物群」と
「エーヴベリーと関連する記念建造物群」の名で登録されている。それらは互いに 30 km ほど離れている。
▼ストーンヘンジ ソールズベリーの南ウィルトシャーに位置し、先史時代の巨石建造物群である。軽い石で約8ｔ、重いものは約50ｔもある。
建造年代は紀元前3000年頃から大きく三期に分けられているが、建造目的等は諸説あって確定していない
▼エーヴベリー 北ウィルトシャーにある。登録面積は 22.5 km2 で、その名の通りエーヴベリーのヘンジを中心としている。紀元前3千年紀後半の建造と
推測されているが、建造目的等についてはストーンヘンジ同様に諸説ある。
●カンタベリー（Canterbury） 大聖堂・二つのキリスト教建築物 世界遺産
ロンドンの東南東約100�辧�英国国教会の総本山カンタベリー大聖堂がある町。歴史的建造物や古い町並みが見事に保存されており、
ウエスト・ゲート・タワー、聖アウグスティヌス修道院跡、カンタベリー博物館など見どころが多い
▼カンタベリー大聖堂 イングランド南東部ケント州のカンタベリーにある教会、イングランド国教会の総本山。7世紀にカンタベリーのアウグスティヌスが
イギリスに布教し、修道院として建設された。12世紀にヘンリー2世と対立したカンタベリー大司教トマス・ベケットが殉教したことから、
聖地として多くの巡礼者が訪れる場所でもある。礼拝堂の床に1本のろうそくが立てられていて、その下にベケットは埋葬されている。
▼聖オーガスティン修道院 イングランドのケント州カンタベリーにあったベネディクト会修道院で、現在は廃墟になっている。
▼聖マーティン教会 カンタベリーの市中心部から少し外れたところに佇む教会は、今なお使用されている教区教会としてはイングランド最古のものである
●リバプール（Liverpool） 海商都市リバプール 世界遺産
大産業都市であり、ロンドンに次ぐ第2の港町。ビートルズの出身地として知られ、ゆかりの地を訪れる観光客が多い、リバプール大聖堂、ウォーカー美術館、
再開発地域のアルバード・ドック、セントジョージ・ホールなど見どころが多い。2008年の欧州文化都市に指定された。
サッカーのプレムアリーグに所属するクラブ「リバプール」の本拠地でもある。
▼ピア・ヘッド スリー・グレイシズ（美を司る3女神）：ロイヤル・リバー・ビルディング、ドック・ビルディング 、キューナード・ビルディング、
リヴァプールの水辺の中心的位置、19世紀から20世紀にかけての港の繁栄ぶりを伝えるものとなっている。
▼アルバート・ドック ドックの建造物群や倉庫群は、イギリスの保護対象建造物群 でグレード1に分類されているものの中では、最大級である
▼スタンリー・ドック ピア・ヘッドの北に位置し、リバプールのドックの心臓部を包含している。この地域には、数多くの乾湿両方のドック、橋梁、
▼キャッスル・ストリート 「商業街区」保存地域 の対象：中世のリヴァプールの姿を伝えるものであり、キャッスル・ストリート、オールド・ホール・ストリート 、
ヴィクトリア・ストリート 、ウォーター・ストリート 、デイル・ストリート などが含まれている
▼ウィリアム・ブラウン・ストリート「文化街区」は、リヴァプールの市営建造物群 の集まる地域である。セント・ジョージ・ホール 、ライム・ストリート駅 、
ウォーカー・アート・ギャラリー、旧グレート・ノースウェスタン・ホテル 、クイーンズウェイ・トンネル入り口 などである
▼ロープウォークス カレッジ通りの2つの倉庫やスクール通りのブルーコート・チェンバーズなどとともに、デューク・ストリート保存地域 の南西部を構成。
リバプールが新興の港町、1715年に建てられたブルーコート・チェンバーズは、中心部に現存する建造物としては最古
●マンチェスター（Manchester）
産業革命のもとに発展してきた綿紡績工業地帯の中心地として栄えた。第2次世界大戦で大爆撃を受けたが復興した。科学産業博物館、ウィットワース美術館、
中央図書館などが見どころ。サッカーのプレミアムリーグ「マンチェスター・ユナイテッド」の本拠地でもある。
◆マン島（Isle of Man）
アイリッシュ海に浮かぶ小島で、独自の憲法、議会、貨幣や郵便システムを有する。世界的に有名なオートバイレースの最高峰「ＴＴレース」が5〜6月に開催され、
この時期は非常に混雑する。マンクス博物館、古都ピール、保存鉄道（夏期のみ運行）の蒸気機関車などがある。
●ヨーク（York）
イングランド北部にあり、中心街は城壁に囲まれた典型的な中世都市。250年間かけて建てられたゴシック建築物の教会「ヨーク大聖堂」、美しい建物の
マーチャント・アドベンチャーズ・ホール、キャッスル博物館、国立鉄道博物館、ヨークシャー博物館などが見どころ。
◆イングランド湖水地方（Lake District）
イングランド北西部の4州にまたがる約20?の風光明媚な山岳地帯。ウィンダミア湖周辺は、ピーター・ラビットの作者ベアトリックス・ポターのゆかりの地で、
ポターの家（ヒル・トップ）、ポター博物館などがあり、グラスミア湖周辺は、詩人ワーズワースの家や博物館がある。
時が止まったような美しい湖水地方の魅力を満喫するには、ゆっくりとドライブするのがおすすめ
●チェスター（Chester）
ローマ時代からの城塞都市で、イングランドで最も中世の面影を残す町。チェスター大聖堂、チェシャー軍事博物館、グロブナー博物館などが見どころ。
●ファウンテンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園 世界遺産
イングランド北部、ノース・ヨークシャーのリポンにあるシトー会の修道院跡である。ステッドリー王位公園は18世紀に遡るスタッドリー王立ウォーターガーデン
●ソルテア 世界遺産
イングランドのウェスト・ヨークシャー州シティ・オブ・ブラッドフォードにあるヴィクトリア時代のモデル・ヴィレッジである。
エア川とリーズ・リヴァプール運河 の流域にある。ヨーロッパ産業遺産の道のアンカーポイントの一つでもある。
●ジュラシック・コースト 世界遺産
イングランド南部のイギリス海峡に面した海岸。中生代のジュラ紀に形成された地層も存在し、アンモナイトの化石が見られることでも知られている。
●キュー王立植物園 世界遺産
ロンドン南西部のキューにある王立植物園。1759年に宮殿併設の庭園として始まり、今では世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有している
＜ウェールズ（Wales）＞
大ブリテン島の南西部の半島状地域で、ほぼ全域が準平原状の高原。南ウェールズには中心都市のカーディフとスォンシー、
北ウェールズにはコンウイ、バンコールなど中世の町がある。
●グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁 世界遺産
ウェールズに位置し13世紀に建てられた4つの城の総称である
▼ビューマリス城 アングルシー島ビューマリスにある。1295年から建設されたが未完成のまま現在に至る。
メナイ海峡を挟んで、ウェールズ抵抗運動の激しいGarth Celynに面するよう設計された
▼カーナーヴォン城 グウィネズ州カーナーヴォンにある城。1283年より建設が始められた。イギリス王太子の称号プリンス・オブ・ウェールズにゆかりのある城
▼コンウィ城 クルイド州コンウィにある城。1283年から1289年にかけて建設された
▼ハーレックス城 グウィネズ州ハーレックスにある城。1283年から1289年にかけ建てられた。15世紀にはウェールズ大公の末裔を名乗る
オーウェン・グレンダワー軍がこの城に立てこもり、7年間イングランド軍に包囲されていた
●ブレナヴォンの産業景観 世界遺産
ウェールズ南東部にある町、その遺構の一部は博物館になっている。製鋼と炭鉱が続いて成長して町も賑わい、しかし、1900年に製鉄業が終焉を迎え、
1980年には炭鉱も閉山された結果、町は衰退。観光用の坑道としてはイギリスで最大級である。
▼ビッグ・ピット国立石炭博物館 ヨーロッパ産業遺産の道のアンカーポイントの一つである。炭坑閉山後、1983年に観光客向けの体験型の博物館として再出発。
＜スコットランド（Scotland）＞
●エディンバラ（Edinburgh） エディンバラの旧市街・新市街 世界遺産
スコットランドの中心都市で、政治・学術・文化の中心都市。毎年8月に「エディンバラ国際フェスティバル」（音楽演劇祭）が開催される。
世界の音楽家、オーケストラ、バレエ、オペラ、園劇団が参加し、市内のいくつかの劇場で競演する。まだエディンバラ城では軍隊の野外行進も行われる
▼エディンバラ城 エディンバラの象徴で、キャッスル・ロックという岩山に建つ城。敷地内にある最古の建物は、1110年に建てられた聖マーガレット礼拝堂
▼ホリールードハウス宮殿 スコットランドにおける英国王室の宮殿。夏期は個人で自由に見学できるが、冬期はガイドツアーによる見学のみである。
王室の滞在時は不定期に閉まることがある。
▼スコットランド議事堂 約300年の休止期間を経て新たな議会が認められ、国際コンペで勝利したスペイン人ミラレスの設計によって建てられた議事堂。
その斬新なデザインは、石造りの黒ずんだ壁に囲まれた旧市街の建築群とは対照的である。
▼プリンスズ通り 新市街の起点となる通りで、東西600mほどに延びていて、南側はプリンスズ・ストリート・ガーデンに接している。
近くにはレストラン、パブ、高級デパート、ショップなどが建ち並ぶ
▼ロイヤル・マイル エディンバラ観光のハイライトで、旧市街にあるエディンバラ城からホリールドハウス宮殿までの目抜き通り（１マイル：約1.6�辧�
▼子供博物館 子供嫌いの市会議員が建てた大人のおもちゃ博物館であるが、子供から大人まで楽しむことができる
世界中から集められたテディ・ベア、人形、汽車の模型などのコレクションが人気
▼シャーロット広場 1971年、ロバート・アダムスによってデザインされた美しい広場で、中央にはアルバート公の銅像がある。
ジョージ通りの突当りに位置し、向かいにはジョージアン・ハウスがある
▼ジョン・ノックスの家 宗教改革の指導者ノックスが1561年から11年間住んだ家。オークルームという部屋の天井画が見事
▼セント・アンドリューズ・ゴルフコース 世界最大のゴルフトーナメントの全英オープンが開催
エディンバラ近郊のセント・アンドリューズにある名門ゴルフコース。ゴルフ発祥の地で開催される（原則として5年に1度）
●グラスゴー（Glasgow）
スコットランドの中央部にあるスコットランド最大の産業都市で、商工業の中心地。最近では英国を代表する文化・芸術都市として栄えている。
グラスゴー大聖堂、市庁舎、ケルヴィングローブ美術館＆博物館、プロバンド領主館、近郊のローモンド湖などが見どころ
◆ハイランド（Highland）
南の玄関口バースの町と北部の町インバネスの間の地方。野生味に満ちた山岳地帯（グレン）と、氷河が造り出した神秘な湖（ロッホ）が広がっている。
ネッシーで有名なネス湖観光の起点、インバネスやスカイ島、アビモアなどが見どころ
●ニュー・ラナーク 世界遺産
スコットランド・サウス・ラナークシャーの都市ラナークから約 2.2kmに位置するクライド川沿いの村である。1786年にデヴィッド・デイルが綿紡績工場や
工場労働者用の住宅を建設したことを起源とする
＜北アイルランド（Northen Ireland）＞
アイルランド島の北東部に位置し、同島の約6分の1を占める。中心部はベルファスト。多数はのプロテスタント系住民（イギリスとの連合を主張するユニオニスト）と
アイルランドへの帰属を求める少数派のカトリック系住民（独立を主張するナショナリスト）の対立が続いている
●ベルファスト（Belfast）
ビクトリア朝時代、造船業を中心とする工業によって大きく発展した。町の象徴シティー・ホール、グランド・オペラ・ハウス、アルスター博物館などが見どころ
●ロンドンデリー（Londonderyy）
1613年に北アイルランドの植民地化（プロテンスタント化）を目指すロンドンのギルド（組合）が町の権利を得てから、プロテスタントの人々が
ロンドンデリーと呼ぶようになった城壁都市。プロテスタント入植者たちによって造られた城壁、聖コラムズ大聖堂、ギルドホール、タワーミュージアムなどが見どころ
●ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸 世界遺産
イギリス・北アイルランドにある、火山活動で生まれた4万もの石柱群が連なる地域。アントリム州ブッシュミルズの北2kmに位置する海岸線
●ダラム城と大聖堂 世界遺産
ダラムにあるノルマン様式建築の城。1840年より全体がダラム大学学生寮となっている。城はダラム大聖堂と共にウェア川を見下ろす丘の上に立つ
●アイアンブリッジ峡谷 世界遺産
シュロップシャー州にある、セヴァーン川が形作った峡谷である周辺の敷地を含む屋外博物館アイアンブリッジ渓谷博物館はヨーロッパ産業遺産の道の
アンカーポイントの一つとなっている。美しく素晴らしい景色をもち、また歴史的にも重要な場所である。ここは産業革命の始まった土地とされている
●ローマ帝国の国境線 世界遺産
ローマ帝国の繁栄と衰退を残す文化的景観が評価されて、1987年にイギリスのハドリアヌスの長城が単独で登録。
その後、2005年にドイツのリーメスを拡大登録した際に現在の名称となり、2008年にはイギリスのアントニヌスの長城も含まれることが決定した。
ハドリアヌスの長城は、イングランド北部のスコットランドとの境界線近くにある長城で、1世紀後半に版図にブリタニアを組み込んだローマ帝国がケルト人のうち、
ローマに服従していないピクト人など北方諸部族の進入を防ぐために築いた。皇帝ハドリアヌスが長城の建設を命じ、122年に工事が開始される
●マリタイム・グリニッジ 世界遺産
グレーター・ロンドン南東部の町で、グリニッジ・ロンドン特別区のテムズ川南岸に位置している。グリニッジ平均時の基準となる都市
●オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地 世界遺産
オークニー諸島のメインランド島に残る、新石器時代に属する4種の遺跡を対象。先史時代、オークニー諸島への狩猟採集民の到達も、氷河の緩やかな後退を
待たねばならなかった。しかし、西の海路を経て伝わった新石器文化は急速に拡大し、初期の農業施設群や巨石文化をもたらした。
地元の海岸線に見られる砂岩は建築用の石板として普及し、この時期からの多くの建造物群が現在まで伝えられることになった。
多くの初期の石像建築物には、先史時代の集落、石塔、地下構造物、羨道墳、立石などが含まれている
▼メイズハウ 新石器時代のチェンバード・ケアン及び羨道墳である
▼ストーンズ・オブ・ステネス 紀元前3000年頃に造られた立石群である。最も大きい石は約6mもの高さを持っている。
▼リング・オブ・ブロッガー 環状列石の遺跡群である。環状列石は、ステネスとハーレーという二つの入り江に挟まれた小さな地峡にある
▼スカラ・ブレイ スケイル湾 にある。10の密集家屋群から成り、紀元前3100年から紀元前2500年頃に定住生活が営まれていた
●バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群 世界遺産
バミューダ諸島のバミューダ島にある町。アメリカ大陸最古のイギリス植民地。セント・ジョージに初めて定住が始まったのは、最初のイングランド人植民者が
バミューダへやってきてから3年後の1612年。イングランド人植民者たちはバージニア植民地へ向かう途上、乗っていたシー・ヴェンチュア号が慎重に珊瑚礁内を
進み到達セント・ジョージズ島へ降り立った。イングランド海軍提督ジョージ・ソマーズと陸軍大将トーマス・ゲイツに率いられた。バージニア会社は島の所有を主張
悪天候時には船を守っておける避難所となる入り江にセント・ジョージの建設を始めた
●ダーウェント峡谷の工場群 世界遺産
ダービーシャー州ダーウェント川 沿いにある。ミル ともいう近代的な工場は、リチャード・アークライトが発展させた綿紡績のための新技術に
適応すべきものとして、この地で生まれたのである。
●コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観 世界遺産
南西部のコーンウォール州からデヴォン州西部にかけてのいくつかの鉱山景観。。一帯の景観は18世紀から19世紀に銅やスズの深い鉱脈を採掘で、
根源的な変貌を遂げた。地下鉱山、エンジン・ハウス、鋳造所、ニュータウン、小さな畑、港湾、関連産業群などは、
いずれも19世紀初頭には世界で供給される銅の3分の2を産出するまでになった豊かな技術革新を反映
●ポントカサステ水路橋と運河 世界遺産
トレヴァーの村と北西ウェールズのレクサムにあるフロンカサステ との間で、ディー川の上に架かりランゴレン運河を載せる航行可能な水道橋および運河である。
水道橋は1805年に完成し、英国でもっとも長く、もっとも高い。そして英国の文化財（グレードI）に指定。
●ヘンダーソン島 世界遺産
南太平洋に浮かぶ島で、ピトケアン諸島に属するイギリス領の無人の孤島。バウンティ号の反乱事件で一躍有名になったピトケアン島から約190Km
離れた所にある、面積約37km2の珊瑚礁の島で周囲は岩礁に取り囲まれている。
●ゴフ島とイナクセシブル島 世界遺産
▼ゴフ島 南大西洋にあるイギリス領の火山島。トリスタンダクーニャの350km南東に位置。1956年からイギリスや南アフリカが維持している
気象観測所の職員がいるだけ、正式には無人島。行政上はイギリスの海外領土の一部で、トリスタンダクーニャの属島とされる。
▼イナクセシブル島 南大西洋に浮かぶイギリスの海外領土、トリスタンダクーニャ諸島にある小島で、「近寄りがたい島」を意味する。