ルーマニア

 正式名称

ルーマニア

 首都/英字

ブカレスト  Romania

 政体

共和制  EU加盟

 言語

ルーマニア語

 宗教

東方正教のルーマニア正教が約90%

 通貨

ルーマニア・レイ(31.306円)

 地勢

北西部のトランシルバニア高原、中央部の南と東カルパチア山脈、東南部のルーマニア平原に分けられる。

 気候

全般に大陸性気候の特色を示し、夏は高温、冬は寒冷である

   

 世界遺産    <文化遺産>

 トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群、ホレズ修道院

 北部モルダヴィアの壁画教会群、マラムレシュの木造聖堂群

 シギショアラ歴史地区、オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群

 <自然遺産>

 ドナウ・デルタ

 名物料理

 チョルバ・デ・ブルタ(牛の臓物スープ)

 ブルンザ・ク・スムントゥーナ(チーズとサワークリーム) 

 トキトゥーラ(豚肉の角切りと濃厚スープ)

 土産

 陶器、手織りの羊毛絨毯、リングラ(木製スプーン)、

 ドラキュラ・グッズ、イコンのレプリカ

 アトラクション

 「ブカレストのブロードウェイ」:ビクトリア通り、ドラキュラ・フェスティバル(7月)

 スキー、マリン・スポーツ(黒海沿岸)、乗馬、釣り

 観光

 北部の村々を巡る旅。人気スキーリゾート巡り(ボイアナ・ブラショフ、シナイア)

  主要地ガイド

 ●ブカレスト(Bucharest)

 カルバチア山脈の南、ワラキア地方の東南部にあるルーマニアの首都。以前「小パリ」と称された町並みは、独裁を続けた共産党によって破壊された

 凱旋門、ヘラストラウ公園、改革広場、国民の館、植物園、国立美術館などが見どころ

 ●ブラショフ

 12世紀にドイツ人によって建設され、中世の街並みを残した古都。黒の教会、歴史博物館、聖ニコラエ教会、ブラショフ美術館、郊外の人気リゾート地

 ボイアナ・ブラショフ、吸血鬼ドラキュラの城のモデルであるプラン城などが見どころ

 ●シギショアラ歴史地区                   世界遺産

 ムレシュ県の都市シギショアラのうち、トランシルヴァニア・ザクセン人によって12世紀以降に建造されたシタデルの区域に該当する。

 かつてラテン語カストゥルム・セクス と呼ばれたシギショアラの歴史地区は、現在もなお人々が暮らす中世城塞都市であり

 「ルーマニアの宝石」とも称えられるその美しい街並みは、トランシルヴァニア・ザクセン人の850年に及ぶ歴史と文化の例証

 ●トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群    世界遺産

 トランシルヴァニア地方に残る古い村落群は、しばしば要塞化された聖堂の周りに発達した。こうした要塞聖堂群は300ほど形成され、かつてドイツ系移民

 (トランシルヴァニア・ザクセン人)が築いた6つの村落とハンガリーセーケイ人が築いた1つの村落の計7村である。当初、1993年ビエルタン

 要塞聖堂のみが「ビエルタンとその要塞聖堂」の名で登録されたが、1999年に他の6村落が拡大登録

 ●ホレズ修道院                          世界遺産

 オルテニア地方に存在するルーマニア正教会修道院。領主コンスタンティン・ブルンコヴェアヌによって設立され、1691年着工、1697年完成、領主の名前にちなむ

 「ブルンコヴェネスク様式」と呼ばれる独創的なデザインの、美しい白い石造りの修道院として知られている。また、周辺には4つの附属する教会が存在する。

 ●北部モルダヴィアの壁画教会群              世界遺産

 モルダヴィア北部にあるスチャヴァ県に所在する、ルーマニア正教会の8つの教会を指す。およそ1487年から1583年の間に建設された。壁画に描かれているのは、

 キリストの受難と復活オスマン帝国との戦争が主である。過酷な戦争の中、壁画は特別な意味を持って描かれた。当時、モルダヴィアの人々にとって

 最大の苦難が、イスラム教の大国オスマン帝国からの攻撃であった。そこで村の人々が、どこにいても勇気と励ましを得られるよう、

 教会の外にまで壁画が描かれた。村民はキリストの受難と復活を自分たちの運命に合わせて、つらい時代を乗り越えることができたと伝わっている。

 ●マラムレシュの木造聖堂群                世界遺産

 トランシルヴァニア地方北部のマラムレシュに残る木造聖堂群のうち、異なる時代や地域ごとにそれぞれの建築技法で建てられた、8つの代表的な

 ルーマニア正教会の木造聖堂が登録されている。それらは、西端に背が高くほっそりとした鐘楼を備えた高度な木造建築物であり、

 北部ルーマニアの山岳地帯における文化的景観を、その地域固有の方法で体現したものである

 ●オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群        世界遺産

 紀元前1世紀から1世紀にかけて、ローマ帝国の侵攻に対抗するために、ダキア人独特のムルス・ダキクス様式で建造された6つの要塞が登録。その広範囲に及び、

 なおかつ保存状態の良好な遺跡群は、精力的で革新的であった古代文明の姿を良く伝えるものである。ただし、この一帯に関する保護措置をルーマニアが

 講じていなかったことから、盗掘も行われてきた

 ●ドナウ・デルタ                       世界遺産

 ルーマニアドブロジャと、ウクライナオデッサ州に位置し、面積3,446?で、ヨーロッパ最大にして、人の手がほとんど入っていない、

 自然状態の三角州(デルタ)である。

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