ポルトガル
|
正式名称 |
ポルトガル共和国 |
首都／英字 |
リスボン（ＬＩＳ） Portuguese Republic |
|
政体 |
共和制 ＥＵ加盟 |
言語 |
ポルトガル語（公用語） |
|
宗教 |
カトリック90％以上 |
通貨 |
ユーロ（約142.00円） |
|
地勢 |
全体として東部の山岳地方から西の大西洋岸まで、スペインのメセタ（高原台地）が継続して東から西へ傾斜した地形となっておいる。テージョ川など主な | ||
|
河川はスペイン（名：タホ川）から流れており、太平洋岸に南北に走る平野は南部がやや広くなっている。 | |||
|
気候 |
南・中部は地中海性気候で温暖、北部は西岸海洋性気候で降水量は多いがしのぎやすい | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区、バターリャ修道院
リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔、トマールのキリスト教修道院
エヴォラ歴史地区、アルコバーサ修道院、シントラの文化的景観、ポルト歴史地区
コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群、ギマランイス歴史地区
アルト・ドウロ・ワイン生産地域、ピコ島のブドウ畑文化の景観
国境防衛都市エルヴァスとその要塞群、コインブラ大学-アルタとソフィア
＜自然遺産＞ マデイラ島の照葉樹林
名物料理
カルド・ベルデ（ジャガイモ、オリーブ油、千切り青キャベツのスープ）
カルデイラーダ（魚の煮物）、バカリャウ・ア・ブラス（干しダラとポテトの卵とじ）
アローシュ・で・マリシュコ（魚介のリゾット）
土産品
マデイラ刺繍のテーブルクロス、絵タイル、金銀細工、ポート＆マデイラ・ワイン
アトラクション
伝統的歌謡「ファド」（カサ・ド・ファドと呼ばれるレストランやクラブなど）
観光
ロカ岬（ユーラシア大陸最西端）、シントラ（世界遺産巡り）
主要地ガイド
●リスボン（Lisbon） ジェロニモス修道院とベレンの塔、トマールのキリスト教修道院：世界遺産
古代フェニキア・カルタゴの植民地として発展し、大航海時代から植民地経営時代ん栄えた。テージョ（タホ）川の河口に開けた港町
▼サン・ジョルジュ城 ローマ人が要塞として建設。現在、公園として解放され、城塞からは市街を一望できる。
夜にはライトアップされ、多くの観光客が集まる
▼ジェロニモス修道院 エンリケ航海王子とインド航路の開拓者バスコ・ダ・ガマの業績を称えあ、16世紀に建造された。大航海時代の栄華を思わせる
海や船に関する装飾が多く施されている。中庭を囲む回廊の彫刻は必見。リスボンを代表する観光スポット
▼ベレンの塔 船の出入りを監視するためにテージョ川の河口に造られた、美しい城のような要塞
▼新大陸発見のモニュメント エンリケ航海王子の500回忌を記念して造られた帆船の形をしたモニュメント。エンリケ航海王子とバスコ・ダ・ガマなど
大航海時代に活躍した人々の像がずらりと並ぶ。エレベーターで7階にあがるとテージョ川、ジェロニモス修道院が見渡せる
★ロカ岬
リスボンの西約30�劼砲△襯罅璽薀轡�大陸最西端の岬。詩人ルイス・デ・カモンイスが叙事詩で、「ここに地果て、海始まる」の一節を刻んだ石碑が建つ。
●ポルト 歴史地区：世界遺産
リスボンに次ぐポルトガル第二の都市。同国屈指の世界都市 大西洋に流入するドウロ川北岸の丘陵地帯に築かれ、河口に近い。
ドウロ川にはドン・ルイス1世橋など4本の橋がかかる。聖グレゴリウス聖堂、大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂などを含む旧市街地などが見どころ
●コインブラ 大学、アルタとソフィア：世界遺産
10世紀初めから約200年間ポルトガルの首都であり、政治と文化の中心として栄えた。モンテーゴ川の河畔に広がる美しい町
コインブア大学はヨーロッパ屈指の伝統を持つ名門コインブラ大学の建造物群。特に16世紀以降、大学と密接に結びついて発展してきた都市であり、
そのアルタ地区とソフィア地区には大学の歴史を刻んできた様々な建物が残る。この物件は、ポルトガル一国にとどまらず、ポルトガル海上帝国時代に
植民地の大学群に与えた影響の大きさなども評価。旧聖堂、サンタ・クルス修道院、マシャド・デ・カストロ美術館などが見どころ
◆中部地方
リズボンの北95〜160�卅宛紊謀精澆垢訝羸い猟�オビドス、海浜リゾート「ナザレ」、バータリャなどの小さな町や村、漁村など田園風景豊かな地方
●バターリャ修道院 世界遺産
ドミニコ修道会の修道院であり、レイリア地方の都市であるバターリャにある。ポルトガルにおける後期ゴシック建築の傑作であり、マヌエル様式も用いられている。
バターリャ修道院は、切妻屋根、尖塔と小尖塔、控え壁によって多くの人々を驚嘆させる。ポルトガルの独立を象徴する建築物
◆アルガルベ地方
ポルトガル最南部の総称で、特に大西洋に面した海岸は高級な保養地となっている。また、コルク加工産業の主要地域である。
●マデイラ諸島 マデイラ島の照葉樹林： 世界遺産
イベリア半島の南西約1000�辧▲皀蹈奪海寮召梁臉祥両紊謀精澆垢觸�島。豊かな自然景観と温暖な気候により保養地として知られれる。
マデイラ・ワインでも有名。マデイラ島の照葉樹林は主島であるマデイラ島に分布する照葉樹林原生林。ヨーロッパを包み込んだ第四紀更新世における氷河の
影響を辛うじて免れた、アトラト山脈北稜（モロッコ）；カナリア諸島のゴメラ島のガラホナイ国立公園（世界遺産）を中心とした区域、ラ・パルマ島（特に北東部）、
テネリフェ島（北部の狭い区域）アソーレス諸島の一部の島々と並び、氷河期以前のヨーロッパにおける植生分布の典型として貴重である。
●アゾレス諸島 アングラ・ド・エロイズモの中心地区：世界遺産
イベリア半島の西方約1500�劼梁臉祥両紊砲△蝓�大航海時代から航路上の重要な中継地点である。保養地としても知られる。
アゾレス諸島にある都市である。アングラ・ド・エロイズモ自体は、アゾレス諸島で第3の島であるテルセイラ島の南西部を占める。
テルセイラ島の東半分を占めるプライア・ダ・ヴィトリアと隣接する。
●トマールのキリスト教修道院 世界遺産
トマールにある修道院であり、12世紀にテンプル騎士団によって建設された。14世紀にテンプル騎士団に対して解散命令が出た後、ポルトガルに存在した。
テンプル騎士団は、キリスト騎士団へと改編され彼らが管轄することとなった。キリスト騎士団は、大航海時代 のポルトガルを支え、ポルトガル海上帝国の
礎を築いたことで有名である
●エヴォラ歴史地区 世界遺産
南東部アレンテージョ地方エヴォラ県にある町である。スペイン国境に近い。ローマ帝国時代からアレンテージョ地方の中心地として栄え、
ルネサンスの時代には、大学もおかれた学芸の都でもある。1584年には、伊東マンショらの天正遣欧少年使節が立ち寄った街でもある。
●アルコバーサ修道院 世界遺産
中部レイリーア県アルコバーサにあるシトー会修道院。正式名称はサンタ・マリーア・ディ・アルコバーサ修道院、王立サンタ・マリーア・デ・アルコバーサ
大修道院とも呼ばれる。ポルトガル最古のゴシック様式をもつ教会をはじめ中世の建築群がそのまま残っている
●シントラの文化的景観 世界遺産
リスボンに隣接する地方自治体である。ムーア人が築いた城の跡や、ポルトガル王室の夏の離宮など、様々な年代の文化財が集積していることから
観光地として有名であり、また、ユーラシア大陸最西端のロカ岬への観光の拠点でもある。
●コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群 世界遺産
1980年代後半に、ポルトガル北東部のヴィラ・ノヴァ・デ・フォス・コアで線刻芸術が発見された。この遺跡はコア川流域の渓谷に位置し、1万年から2万年前の
馬、牛、他の動物、人物、抽象的な図像などの数千に及ぶ線刻画から成っている。1995年からは、考古学者のチームが、この先史時代の岩絵群の研究と
分類を続けており、いくつかのエリアで観光客を迎え入れるために、公園も設定された。
●アルト・ドウロ・ワイン生産地域 世界遺産
自然環境を上手に生かしたブドウの段々畑で有名である。ドウロ川の上流に位置し、アルト・ドウロ地方のブドウ畑は、斜面を段々畑にしてきた。
段々畑を支える石壁の総延長は、数万kmに及ぶ。ここで産出されるワインは、ポート・ワインとして世界的に有名でもある。
●ギマランイス歴史地区 世界遺産
北西部のブラガ県にある都市。ポルトガル王国初代国王アフォンソ1世（アフォンソ・エンリケス）が当地で誕生していることから、ポルトガル発祥の地、
ポルトガル王国の発祥地と呼ばれる。都市の中心部である旧市街は南北に約850m・東西に約250mの狭い区域であり、ポルトガル王国の建国後に建てられた
歴史的建築物が並ぶ。、『エスプレッソ』紙による調査で、ギマランイスはポルトガルで2番目に住みよい環境の町であると評価
●ピコ島のブドウ畑文化の景観 世界遺産
ポルトガルの最高峰火山ピコで知られるアゾレス諸島の島。ポルトガル領。中部群島に属し、アゾレス諸島第2の面積をもつ。島の首府はマダレナ。
アゾレス諸島は大西洋の大陸棚の縁に位置し、水深の深いところに近かったため、漁業基地に好適であったためである。現在の主な産業は、観光業、
漁業、造船、ワイン製造である。ピコ島で産するワインは、ピコ・ワイン としてポルトガル政府の原産地統制 の対象であり、優れた品質で知られる。
●国境防衛都市エルヴァスとその要塞群 世界遺産
都市エルヴァスの塁壁に囲まれた歴史地区と周辺の星型要塞。スペインとの国境にも近い防衛堅固なエルヴァスの建造物群は、
17世紀ヨーロッパの国際政治情勢と密接に結びつく軍事建築の発展した都市