ギリシャ
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正式名称 |
ギリシャ共和国 |
首都／英字 |
アテネ（ＡＴＨ） Hellenic Republic |
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政体 |
共和制 ＥＵ加盟 |
言語 |
ギリシャ語（公用語） |
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宗教 |
ギリシャ正教（国教）95％ |
通貨 |
ユーロ（約142.00円） |
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地勢 |
全体的に山地が多く、しかも樹木が少ない荒れた山である。国土を縦横に走る小山脈はいくつもの孤立した盆地をつくり、 | ||
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これが都市国家を形成した要因ともなっている。エーゲ海に浮かぶ島々は国土の20％を占めている。 | |||
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気候 |
典型的な地中海性気候の特色を示し、夏季は高温で乾燥し、冬季は降水量が多い | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
バッサイのアポロ・エピクリウス神殿、デルフィの考古遺跡、デロス島
アテネ：アクロポリス、テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群
アスクレピオスの聖地エピダウロス、ロドスの中世都市、ミストラスの考古遺跡
オリンピアの考古遺跡、サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿、ケルキラ歴史地区
ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院
アイガイ（現ヴェルギナ）の考古遺跡、ミケーネとティリンスの考古遺跡群
神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区（ホーラ）
＜複合遺産＞ アトス山、メテオラ
名物料理
スブラキ（肉や魚の串焼き）、ムサカ（挽肉、ナスなどの重ね焼き）、
カラマリア（イカの唐揚げ）、
タラモサラダ（魚の卵、タマネギ、パン、オリーブオイル、レモン汁を混ぜたもの）
土産物
革製品、陶器、オリーブ石鹸、海綿スポンジ、オリーブオイル
干したイチジク、ワイン、ブランデー
アトラクション
民族舞踊（ギリシャの民族楽器ブズキ音楽とベリーダンス）
衛兵交代式（アテネ）、蚤の市（アテネ）、マリン・スポーツ
観光
エーゲ海クルーズ、エーゲ海ミニクルーズ、古代ギリシャ遺跡巡り（世界遺産16箇所）
主要地ガイド
●アテネ（Athens）
ギリシャの首都、政治・経済・文化の中心地。世界的に有名な遺跡や博物館のほか、郊外のビーチリゾートにも多くの人が訪れる。
1896年に第１回オリンピックがアテネで開催されて以来、108年ぶりの2004年にオリンピックが開催された
▼アクロポリス 世界遺産「高い丘の上の都市」という意。ギリシャ古代遺跡のハイライトであり、パルテノン神殿をはじめ多くの遺跡が残されている。
聖域であり、要塞として役割も担っていたといわれている。パルテノン神殿とエレクティンオンの間の広場にはかって
アテネ古神殿が建っていたが、今は基石のみがの残る
▼パルテノン神殿 紀元前438年に完成したアテネの守護神アテナを祀った神殿。観光客が必ず訪れるアテネの象徴であり、縦70m、横31m、高さ10m（柱）の
大きさを誇る。神殿の一部は、アクロポリス博物館と大英博物館に保管されている
▼エレクティオン ホメロスの詩にも登場する紀元前408年に完成した柱廊。6体の少女像（模作）が柱になっている。
本体の像は5体がアクロポリス博物館、1体が大英博物館に保管されている。
▼アクロポリス博物館 アクロポリスの丘とその周辺で発見された、パルテノン神殿が建てられた頃のレリーフ、彫像などを多く収蔵
▼シンタグマ広場 シンダグマは「憲法」という意、1834年に最初の憲法が発布された場所であることから名付けられた。
近代的な建物が並ぶ街の中心にあり、観光の起点となっている。
▼オモニア広場 シンダグマ広場から1�卷未砲△觸醋嬰�な雰囲気があふれる広場
▼国立考古博物館 世界有数の考古学博物館で、ギリシャ各地にある遺跡から出土品の多くを収蔵している。
特に先史時代からミケーネ時代の展示品は必見
▼古代アゴラ アゴラは「市場」という意。買い物に来た男性たちがソクラテスやプラトンの話に耳を傾けたり、議論を交わしたりした場所でもある。
ヘファイストス神殿とアタロスの柱廊博物館が見どころ
▼プラカ地区 アクロポリスの麓に広がる地区で、19世紀の家並みがそのまま残っている。特別保存地区となっていて、政府の許可なしに改築、新築は
できない。メインストリートのキダシネオン通りにはレストランやショップが多く並び、地元の人々や観光客で賑わう
▼リカビトスの丘 シンタグマ東部にそびえる標高277mの丘。地下を通るケーブルカーで頂上まで登ることができる。頂上からアクロポリスの丘、
アテネ市街及びエーゲ海を眺めることができる。
▼スタディオン 第１回近代オリンピックが開催された競技場。古代の競技場に近い形に復元され、総大理石造りであり、約5万人が入場できる
▼ピレウス アテネの南西10�劼砲△訃Χ塙舛任△蝓▲─璽桶い療臀笋蠅竜�点として知られる。市場テミストクレス広場、
アギア・トリアダ大聖堂などが見どころ
★スニオン岬
アテネの南東70�辧▲▲奪謄�カ半島の先端にある岬。紀元前444年に建てられたポセイドン神殿がある。夕陽が美しいことで知られているが、
夏は日が暮れるのが遅く、冬は天気の悪い日が多くて風が強いので、なかなか見ることができない、詩人バイロンが残した落書がある。
★デルフィ 考古遺跡：世界遺産
アテネから億世163�辧▲侫�キス地方にある標高573mの美禰に抱かれたアポロンの神託で有名な遺跡
アポロンの聖域（アポロンの神殿、アテネ人の宝庫、劇場）、カスタリアの泉、デルフィ博物館、アテナの聖域、競技場などが見どころ
★マラトン
アテネから北東42�劼砲△覲ご澆如�紀元前490年のペルシャ戦争時の古戦場跡。オリンピックのマラソンの起源の地として有名
◆エーゲ海（Aegean Sea）
地中海の一部海域。東はトルコの西岸との間、南はクレタ島に囲まれた地域であり、キクラデス諸島、ドデカニサ諸島、スポラデス諸島の島々が点在する。
クルーズ観光船でいつも賑わっている。
◆ミコノス島
アテネの南東約95�辧▲�クラデス諸島に属するエーゲ海を代表するインキリゾートとして有名。白い家並みと粉引き風車が印象的である、パラダイス・ビーチ、
アグラリ・チーチ、プラテイ。ギャロスなどビーチが多数あり、いつも人々で賑わっている。
◆デロス島 世界遺産
エーゲ海・キクラデス諸島に所在するギリシャの島。古代ギリシャにおいて聖地とされた島で、ヘレニズム文化の宗教的・芸術的・商業的な中心地として栄えた。
島内には遺跡が数多く残っている。紀元前478年デロス同盟（軍事同盟）が結ばれたことで知られている。
ライオン像、アポロンの聖域、アルテミス神殿、クレオパトラの家などが見どころ。
◆ミロス島
13,000年前から黒曜石が出土され、初期エーゲ文明が栄えた島。ルーブル美術館にあるミロのビーナスは、この島のトリピティ村で発掘された。
◆サントリーニ（ティラ）島
キクラデス諸島中、最南端に位置する、三日月形の火山島。太古以来、何回も噴火を繰り返しており、ここが伝説のアトランティス大陸だったとする説もある。
現在は断崖の頂上に向かって白い家が建ち並ぶ、エーゲ海でも有数のリゾート地。
◆サモトラケ島
ルーブル美術館にあるサモトラケのニケ像（勝利の女神）は、この島の神殿の柱廊にあったもの
◆クレタ島(Creta）
ヨーロッパ最古のミノア文明が栄えたギリシャ最大の島、北部にクノッソス、南部にフェストス遺跡などがある
●イラクリオン
クレタ島の中央北側にあるエーゲ海最大の都市で、クノッソス宮殿観光の起点でもある。ベネシアが建てた砦があり、クノッソス宮殿はミノア文明の遺跡として有名
◆ペロポネソス半島
ギリシャ南部、コリント地峡により、わずかにバルカン半島と地続きとなっている半島。歴史的遺跡の宝庫
●コリント（Corinth）
コリント地峡の西部にあり、ギリシャの東西・南北両面の交通や商取引の要路として栄えた。コリント遺跡、コリント運河が見どころ。
★ミケーネとティリンスの考古遺跡群 世界遺産
ペロポネソス半島東部に位置する。1872年に、ハインリッヒ・シュリーマンによって遺跡が発掘され、古代ギリシア以前の文明が発見された。これは、
この地の名をとってミケーネ文明と呼ばれる。近隣の都市としては、約30�凖譴�コリント、10�卞遒�アルゴスが位置している。ミケーネの遺跡は、獅子門、
円形墳墓A、王室、アトレウスの墳墓が有名で、そのいずれも巨大な切り石を用いた建築である。ミノア文明のものに比べ、これらは非開放的で求心的、
かつ重装備である。ティリンスは青銅器時代の始まりから7,000年間の間、丘砦だった。絶頂期は紀元前1400年から紀元前1200年の間だった。
最も注目に値するのは、宮殿、サイクロプ式（巨石積み）の地下道、それにホメロスに「強力に囲まれたるティリンス」」と添え名させた壁である。
古代、ティリンスはヘラクレスにまつわる神話と結びついていて、いくつかの言い伝えでは、ティリンスがヘラクレスの生地であるとされている
★エピダウロス（アスクレピオスの聖地） 世界遺産
ペロポネソス半島東部に位置する古代ギリシアの港湾都市。現在はペロポネソス地方に属する基礎自治体（ディモス）のひとつである。エピダウロスは、
ギリシア神話の名医アスクレピオスゆかりの聖地とされる。アスクレピオスを祀った聖域の遺跡には、古代の劇場が美しい形で残っていることで知らる。
この遺跡を単に「エピダウロス」と呼ぶこともあるが、遺跡は港町エピダウロスからは8km離れた郊外にある。
★ミストラスの考古遺跡 世界遺産
ペロポニソス半島南東部のラコニア県にある中世城塞都市遺跡。東ローマ帝国の地方行政組織モレアス専制公領の行政府・文化都市、日本では西欧の文献で
長く用いられた表記を採用して「ミストラ」(Mistra)と記す場合も多い。また、ミストラスは遺跡付近の集落の名でもあり、遺跡周辺を含む自治体の名でもあった。
行政区画の再編により、現在はスパルティ市の一部となっている。
★スパルタ
アテネと覇を競った古代ギリシャの都市国家のひとつ。スパルタ教育の言葉でも馴染み深い地位様町。アクロポリス、レオニダスの墓などが見どころ。
★オリンピア（Olympia） オリンピアの考古遺跡：世界遺産
古代オリンピック競技の発祥の地として有名で、各競技施設、ヘラ神殿、ゼウス神殿などの遺跡、オリンピア博物館などがある。
★メテオラ 世界遺産
北西部、セサリア（テッサリア）地方北端の奇岩群とその上に建設された修道院共同体、いわゆるメテオラ修道院群の総称である。その地形及び
ギリシア正教の修道院文化の価値。その名はギリシア語で「中空の」を意味する「メテオロスという言葉に由来している。
●テッサロニキ 初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群：世界遺産
古代にテルマと呼ばれたテッサロニキは、天然の良港と街道を有する交易都市であった。カッサンドロスによってテッサロニケと改名され、
さらに共和制ローマに占領された後も、ローマ属州マケドニアの首府として繁栄を続けた。50年、使徒パウロはこの町のシナゴーグでキリスト教を布教したが、
ユダヤ人に告発され、退去したとされる。ローマ帝政時代、テッサロニケは国際都市の様相を呈しており、様々な民族や宗教が混在していた。
◆アトス山 世界遺産
北東部・エーゲ海に突き出したアトス半島の先端にそびえる標高2033mの山。その周辺は正教会の聖地となっており、「聖山の名でも呼ばれる。
アトス山周辺には現在20もの修道院が所在し、東方正教の一大中心地である。「アトス山」の名は、聖地となっている半島の全域や、
修道士たちの共同体についても用いられることがある。ギリシャ共和国の領内ではあるが「聖山の修道院による自治国家」として大幅な自治が認められており、
いわば「宗教共和国」ともいえる存在となっている。
◆コルフ島 コルフ（ケルキラ）歴史地区：世界遺産
イオニア海に浮かぶギリシャ西北端の島で、会場交通の要衝として栄えた。ギリシャ有数の保養地であり、中心のコルフ市の南郊外には
コルフ県の県庁所在地である。ヴェネツィア共和国領だったときから重要な地位を占め、今では一大観光地となっている。
複数の城を持つこの都市は、「カストロポリス」（城塞都市）としても知られている。
●バッサイのアポロ・エピクリウス神殿 世界遺産
古代アルカディア地方の遺跡で、現在のギリシャのメッシニア県北東部にある。「バッサイ」は「岩々の小さな谷間」を意味する。神殿は良好な保存状態で。
残っていることで知られている。この神殿は古代ギリシャの主要なポリスからは地理的に離れているが、変わった特色を多く持っていることから、
古代ギリシャの神殿の中では最も良く研究されている部類に属する。そして、バッサイのこの神殿は、ギリシャの世界遺産の中で最初に登録。
その建造は紀元前450年から紀元前425年に位置付けることができる
●ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院 世界遺産
東ローマ帝国の時代に建設されたギリシャ正教（正教会）の3つの修道院から構成される。これらの修道院の中央聖堂（カトリコン）をはじめとする主要な建物は、
中期ビザンティン建築に特徴的なスクィンチ式教会堂の形式で建てられている。またギリシャ共和国において、11世紀に作成されたモザイクが残されているのは
この3つの修道院のみである。ネア・モニ以外の修道院については、建設の過程はほとんど知られていない。
●サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿 世界遺産
エーゲ海の東部、トルコ沿岸にあるギリシャの島。ギリシャ神話の主神ゼウスの正妻である女神ヘーラーの生まれた島
▼ピタゴリオ 古代ギリシャ・ローマ時代の記念建造物群が残る要塞化した港である。もともとの名前はティガニといったが、数学者ピタゴラスを輩出した町
▼ヘーラー神殿 ピタゴリオの西方6 kmの場所に残る神殿の遺跡群である。サモス島はギリシア神話の女神ヘーラーの生まれた場所とされ、古くからヘーラー
信仰が行われてきた。ヘーラー神殿は多くの建設段階が知られており、最初のものは紀元前750年頃に遡る。
●アイガイ（現ヴェルギナ）の考古遺跡 世界遺産
中央マケドニア地方に属する町。テッサロニキから南西に80km、ピエリア山の山麓に位置する。古代マケドニア王国の首都アイガイとされる遺跡が存在
1977年町に存在する遺跡が、ギリシャの考古学者マノリス・アンドロニコスによりマケドニア王ピリッポス2世の墓であると主張されたことで有名
●神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区（ホーラ） 世界遺産
ギリシャの小島パトモスの中心市街ホーラは、丘の上に立つ神学者聖ヨハネ修道院を外敵から守るべく要塞化した町である。正教会の重要な巡礼地、聖ヨハネが
福音書や黙示録を執筆したことにまつわると伝えられる場所が残っていることなどが評価。一連のヨハネ文書を執筆したのが全て聖ヨハネかどうかについては
議論もあるが、世界遺産登録では伝統的な見解が踏襲されている。