オーストリア
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正式名称 |
オーストリア共和国 |
首都／英字 |
ウィーン（ＶＩＥ） Republic of Austria |
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政体 |
共和制 |
言語 |
ドイツ語（公用語） |
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宗教 |
カトリック80％ |
通貨 |
ユーロ（約142.00円） |
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地勢 |
ヨーロッパではスイスに次ぐ山岳国。西のフォア・アールベルク、チロル地方では3000m級の山々が連なる。 | ||
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東に行くにしたがって低くなり、ウィーン郊外でヨーロッパ・アルプスは終わりとなる | |||
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気候 |
全般に大陸性気候で、冬季の寒さは厳しい。降水量は西から東にかけて少なくなって行く | ||
世界遺産 ＜文化遺産＞
ザルツブルク市街の歴史地区、シェーンブルン宮殿と庭園群
ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観
ゼメリング鉄道、グラーツ市街 - 歴史地区とエッゲンベルク城
ヴァッハウ渓谷の文化的景観、ウィーン歴史地区
フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群（ドイツ側で紹介）
名物料理
ウィンナー・シュニッツェル（孔子のカツレツ ウィーン名物）
アウエルンプファンドル（豚肉、イモ、キノオの炒め煮）
クネーデル（挽き割り小麦の小団子）、ターフェルシュピッツ（ブイヨンで茹でた牛肉）
土産品
ヒロリアンハット、陶磁器（アウガルテン）、クリスタル（スワロフスキー）
ザッハートルテ、ワイン
アトラクション
ザルツブルク音楽祭（7〜8月、世界一の規模）、オペラ、コンサート、蚤の市
観光
モーツァルトの足跡を辿る、チロル地方へのスキーツアー、ドナウ川クルーズ
主要地ガイド
●ウィーン（Vienna） 歴史地区：世界遺産
ハプスブルク家の栄光を残す西欧と東欧を結ぶ中心都市。モーツァルト、ベートーベンなどの有名な音楽家が活躍した「音楽の都」でもある
▼聖シュテファン寺院 旧市街のほぼ中央に建つウィーンの象徴。12世紀から300年かけて建てられたオーストリア最大のゴシック教会であり
137mの尖塔とモザイクが鮮やかな屋根が特徴
▼ケルントナー通り 聖シュテファン寺院前の広場と国立歌劇場を結ぶ、ウイーン随一の繁華街
▼国立歌劇場 フランス風ルネサンス様式の建物である名門歌劇場。シーズンは9月〜翌年6月で本格的なオペラのほか、バレエを上演
▼ホーフブルク宮殿 ハプスブルク家が650年にわたって住まいとしていた広大な王宮。皇帝の部屋、シティ博物館（フランツ・ヨーゼフ1世の
エリザートの愛用品を収蔵）などが公開されている。
▼美術史博物館 ハプスブルク家の皇帝たちによって収集された世界中の美術品を収蔵している。世界最多を誇る
ブリューゲルのコレクションのほか、ルーベンスやフェルメールの作品などもある
▼シェーンブルン宮殿 マリー・アントワネットの母マリア・テレジアで知られるハプスブルク家の栄華を象徴する宮殿。バロック建築の建物として
国内最大で、夏の離宮として使われていた。部屋数1441室の宮殿、総面積が約1.7?の庭園、噴水などが有名
シェーンブルン宮殿と庭園群 世界遺産庭園は東西約1.2km、南北約1kmの規模。広いフランス式庭園を挟んで宮殿に向かい合う丘の上にはグロリエッテという
対プロイセン戦の勝利と戦没者の慰霊の為に立てたギリシャ建築の記念碑(未完成)があり周囲が一望できる
▼ベルベデーレ宮殿 英雄オイゲン公の夏の離宮として建てられた。バロック建築の宮殿は、上宮のオーストリア・ギャラリーと
下宮の中世とバロック美術館に分かれる。
▼ウィーン中央墓地 ベートーベン、シューベルトをはじめとする音楽の巨匠の墓やモーツァルトの記念碑がある。
映画「第三の男」のラストシーンに登場する。
▼プラーター公園 かつて貴族の狩猟場であったプラーターの森が、1799年に市民に開放された。以来、市民の憩いの場となり、1873年の万博の
会場にもなった。映画「第三の男」のロケ地にも使われた大観覧車が有名
▼ウィーンの森 ウィーン南西郊の広葉樹の森林に覆われた山地であり、ウィーンからの行楽客が多い。新酒を飲ませることで知られる
ホイリゲ（ワイン酒場）、グリンツィング、ベートーベンが愛した町ハイリゲンシュタット、展望台カーレンベルグの丘の他、
フランスの作家クロード・アネの小説「うたかたの恋」の舞台となったマイヤーリンク、温泉地バーデンなどがある。
●ザルツブルク（salzburug） 市街の歴史地区：世界遺産
紀元前より岩塩の交易によって栄えてきたこの町は、「ザルツ（塩の）ブルク（城）」と呼称され、中世において塩は、「白い黄金」と呼ばれるほど貴重なものであった。
オーストラリア中部の中心都市「音楽の都」であり、モーツァルトの生地、音楽祭の開催地としても有名。丘にそびえたつホーエンザルツブルク城、
そのしたにあるレジデンツ広場、レジデンツ、大寺院、繁華街ゲトライデ通り、モーツァルトの生家、祝祭劇場、ミラベル宮殿と庭園などが見どころ
郊外にはヘルブルン宮殿がある。
★ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観 世界遺産
風光明媚なザルツカンマーグート地方の中でも、真珠に喩えられるハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれるようにして発達した岩塩採掘の町
ハルシュタットは、「世界の湖岸で最も美しい街」とも評される独特の景観美を呈している。映画『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影にも使われた。
●インスブルック（innsbruck）
チロル地方の中心都市で、ドイツとイタリアを結ぶ要衝の地。1976年の冬季オリンピック開催地でもある。マリア・テレジア通り、市の塔、黄金の小屋根、
ホーフブルク、宮廷教会、チロル民族芸術博物館などが見どころ。市の後ろにはノルトケッテ（北の鎖）の山々がそびえ、郊外にはアンブラス城がある
★チロル地方
インスブルックを中心として東西に広がる山岳地域で、オーストリア・スキーの本場。チロルの風俗や音楽に接することもできる。
サンクト・アントンはオーストリア近代スキーの発祥の地。そのほかツィラータール、エッッタールなどの渓谷も避暑地として賑わう
★グロース・グロックナー山
ザルツブルク州、ケルンテシ州、東チロル州にまたがるオーストリアの最高峰（3798m） ツエル湖畔の保養地ツェル・アム・ゼーからこの山を中心とした
山々と氷河を見学する観光道路ができている。
●ゼメリング鉄道 世界遺産
グロッグニッツ駅から途中ゼメリング駅を経由し、ミュルツツーシュラーク駅に至る。世界初の山岳鉄道として知られるが、他山岳鉄道同様、走行時の地勢の
険しさや高低差も特筆に値する。ヨーロッパで最初に国際標準軌を採用した鉄道であり、鉄道自体も今なお稼働している。走行距離は全長41.825�辧�
高低差は460mになる
●グラーツ市街 - 歴史地区とエッゲンベルク城 世界遺産
ムール川沿いに位置する大学都市。多くの学生、研究者が居住する。自動車産業が盛んで郊外には大規模な自動車部品工場が軒を連ねている
エッゲンベルク城 - もと貴族の館だったが、現在は州立博物館ヨアネウムの絵画館として公開
●ヴァッハウ渓谷の文化的景観 世界遺産
ドナウ川下流地域に広がる景勝地。南北の山脈に抱かれた36�劼傍擇�渓谷一帯。渓谷の両岸には古城や修道院が点在し、観光クルーズとして人気がある。
ドナウ川流域には太古の人々が生活していた数多くの痕跡が残っているが、1909年にヴィレンドルフで発見された石像はその精緻さにおいては最上のものであり
「ヴィレンドルフのヴィーナス」と呼ばれている。また、この石像の存在は、太古のドナウ文明に女系中心の社会が存在したことをうかがわせる証左となっている。
●フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観 世界遺産
中央ヨーロッパで二番目に大きいステップ湖である。オーストリアとハンガリーにまたがり、ドイツ語ではノイジードル湖、マジャール語ではフェルテー湖と呼ばれる。
湖の表面積は315?で、うち240 km2がオーストリア領に、残る75 km2がハンガリー領に、それぞれ属し、集水域は約1,120 km2である。南北に約36 km伸びており、
東西の幅はおよそ6kmから12kmの間である。アドリア海からの平均の海抜は115.45mで、水深は深いところでも1.8mしかない。
★ハプスブルク家
古代ラテン人の有力貴族であるユリウス一門の末裔を自称し、中世の血縁制度を利用した政略結婚により広大な領土を獲得、南ドイツを代表する大貴族に
成長した。中世から20世紀初頭まで中部ヨーロッパで強大な勢力を誇り、オーストリア大公国、スペイン王国、ナポリ王国、トスカーナ大公国、ボヘミア王国、
ハンガリー王国、オーストリア帝国（後にオーストリア＝ハンガリー帝国）などの大公・国王・皇帝の家系となった。また、後半は形骸化していたとはいえ、
ほぼドイツ全域を統べる神聖ローマ帝国（ドイツ帝国）の皇帝位を中世以来保持し、その解体後もオーストリアがドイツ連邦議長を独占したため、
ビスマルクによる統一ドイツ帝国から排除されるまで、形式的には全ドイツ人の君主であった。ヨーロッパ随一の名門王家と言われている。